ブックタイトル20140627-0623デジタル保存版

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概要

20140627-0623デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内にある郊外型併設店舗。パチンコの設置台数は約530台。交換率は28個(約3.6円)交換。●リサーチ対象機種は、導入8日目で8台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは1人のみ。リサーチ終了時点でのパチンコ全体の客付き率は45.1%。(c)エンタテイメント・プロダクツ(c)SANYO GROUP▼「海物語」シリーズのデジ羽根タイプ追加スペックとしては、これまででも最低レベルと思えるほどに市場への供給台数は少なく、1店舗あたりの導入規模は小さい。またホールの使い方は厳しめとなっているところが多く、このこともあってプレイヤーの追いかけは概して悪い。このホールおよびプレイヤーからの本スペックに対する反応は、冷静で客観的な評価に基づくものではなく、最近の「海物語」シリーズの販売ペースや発売されるスペックのバランスに対する拒絶反応のように思われる。特に本機のようなメインスペックではない機種に対しては、一部プレイヤーのあいだに強い嫌悪感が醸成されつつあるのではないだろうか。▼16時の店舗到着時には8台中4台が稼働。その後も8台全台が満席となることはなく、空き台は総回転数1000~1500回転の間で放置されていた。導入8日目にして新台効果はすでに見られず、リサーチ店でも追いかけは悪かった。▼リサーチ中に発生した合計28回の大当りの契機となったリーチ演出の内訳は、「魚群」14回(50%)、「泡」9回(約32%)、「ノーマル」2回(約7%)、「流星群」2回(約7%)、「クラゲ」1回(約4%)となっていた。「泡」でも途中に1発告知が発生する展開があり、「どのリーチでも当る」という「海物語」シリーズの特徴は、まだ健在であった。また個人的に評価している本シリーズに搭載されたタッチ演出の「表情演出」をリサーチ中にタッチして出現させている遊技者をひとりも見かけなかった点は残念。「アクア」の演出はまったく認知していないと実感させられた。▼本機の最大の特徴はメリハリのあるスペックだろう。ST継続率は約51%と控え目だが、15R比率がST中には50%あるというのは、これまでの「海物語」シリーズからは想像もつかない。このような特徴さえ認知されていないのはもったいないと感じる。時間効率の良さと一撃性から、本機は仕事帰りのサラリーマンが夜からの一発勝負に適した台である。演出も豊富で飽きさせない。大切に扱っていることさえアピールできれば、動く機種である。(西)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2014 Vision Search Inc. All Rights Reserved.