ブックタイトル20130621-0617デジタル保存版

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概要

20130621-0617デジタル保存版

■リサーチ店の状況●東京都渋谷区内に立地する併設店。パチスロの設置は約300台。等価交換。●リサーチ対象機種は、導入3週間目で4台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは1人。リサーチ終了時点でのパチスロ全体の客付き率は53.2%。(c)2012 prismnana(c)DAXEL▼本機は筐体上部のミニリールがメインリールとなっており、液晶リールの目押しは不要。この点はライトユーザーに受け入れられやすいポイントとなる。▼ARTの当選契機には、小役直撃、自力解除ゾーン、ゲーム数解除の3つが存在。リサーチ結果を見る限りでは、一定周期で抽選を行うゲーム数解除がメインという印象を受けた。ゲーム性の特徴は、周期ゲーム数をレア役で縮めていく点。基本的には400ゲームの周期だが「ネクストチャンス」発生時に周期のゲーム数が表示され、当選した小役によって大幅に減算されることがあった。この点は、「北斗の拳転生の章」の「あべしステム」と共通している。▼本機の爆発契機は、擬似ボーナスの1ゲーム連に尽きる。液晶上で「メダル」図柄が揃えば1ゲーム連となるほか、1ゲーム連特化モード「プリズムゾーン」や1ゲーム連の期待度が70%の「スーパープリズムボーナス」もある。ただし、「プリズムゾーン」、「スーパープリズムボーナス」はリサーチ時に1度も発生しなかったことから、出現確率は相当に低く設定されている模様。▼スペック的には、非常に波が荒いと感じた。「プリズムボーナス」を継続させれば出玉を増やすことができるが、「プリズムチャンス」に偏ればたとえ「天国モード」がループしたとしても出玉を削られていく。通常時のベースも26ゲームから28ゲーム程度とあまり回らない印象。よほど本機のモチーフが好きなオタク属性のユーザーか、波の荒い機種を好むヘビーユーザーしか追えないだろうと感じた。▼演出は、その業界では著名な「カントク」と「シャフト」が組んで製作しただけあって美麗。完成度の高さには目を見張るものがある。だが、パチスロ化の作業はこなれておらず、演出をゲーム性と絡めて魅せる要素が少なく、また演出と期待度のバランスはかなり悪い。▼今回のリサーチ中には、友人3人組みが並んで遊技し、演出をたのしんでいる時間があった。まさに、コンテンツの吸引効果である。ただ、「目押し不要」という遊びやすさを前面に押し出しているにもかかわらず、波がかなり荒く(つまり小さくは勝ちにくく)、周期ゲーム数抽選や1ゲーム連など、最近の機種に特有の複雑な要素が搭載されており、予備知識無しには打たない方が良いと忠告したくなっていた。荒いスペックとソフトなコンテンツの相性は悪く、本機の長期稼働は考えにくい。(木)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.