ブックタイトル20130621-0617デジタル保存版

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概要

20130621-0617デジタル保存版

▼再開発による移転で約2.6倍の設置台数に移転前の『小杉プラザ』の設置台数は、パチンコ284台、パチスロ72台、計356台の中規模店であったが、移転後の新店の設置台数は、パチンコ582台、パチスロ338台、計920台と、およそ2.6倍ほどに増台された。各フロアの構成は、1階に4円パチンコ282台、2階に20円パチスロ258台、3階に1円パチンコ110台と20円パチスロ80台(うち30パイ機32台)、そして4階を地域初の禁煙フロアとし、4円パチンコ190台を設置した。また、パチンコ全台に各台計数機を導入し、分煙パーティションや肘置きを備えるなど、充実した設備機器を導入している。同店では、ホームページや告知物などで「地元密着」「老舗ホール」を謳っているが、全台各台計数機などの最新設備を備えたピカピカの新店、しかもエリア随一の規模の大型店となっており、前述の謳い文句とイメージを接合させるのは困難だ。※※※オープンから約2カ月が経とうとしていた5月28日火曜日午後に実施した稼働調査の結果によれば、『小杉プラザ』の店舗稼働率は34.2%。コーナーによってはまったく人気のない場所も存在していたが、920台設置の大型店の3割なので、315人の集客がある。気になったのが、『小杉プラザ』とは違って、“地権者店舗”として再開発ビルに入居できなかった、同じ武蔵小杉駅周辺の3店の店舗稼働率が1割以下と低かったことだ。これら3店が巻き返しを図るには相当な困難をともなうことが容易に想定される。主に行政と、東急という大資本の思惑ですすんだ駅前の再開発が地元ホールに与えた影響は、とてつもなく大きい。(坂)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.