ブックタイトル20130621-0617デジタル保存版

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概要

20130621-0617デジタル保存版

本稿では、関西地区最大のパチンコ市場である大阪千日前地区の客付きおよび入替状況を報告する。調査対象店舗は、『四海樓本店』『スロットシアター四海樓』『大東洋なんば店(『CLUB‐D』を含む)』『マルハンなんば本館』『マルハンなんば新館』『123難波店』『アロー浪速店』『アローナンバHIPS』の計8店舗。毎週金曜日15時時点で調査し集計している。【客付き状況】今回6月14日の全体稼働率は、55.1%。前回6月7日より4.5ポイントのマイナスとなった。パチスロが前回より6.4ポイントの低下と、パチンコより減り幅が大きい。パチスロの稼働率が5割以下となるのは4月26日以来7週間ぶり。前回の調査週にリニューアルオープンした『マルハンなんば本館』の店舗稼働率が、前回80.1%から今回47.0%へと急落。設置台数1340台に対し、前回1074人の客があったが、今回630人に減少した。リニューアルはどうやら、成功したとは言い難い。増床を含む大規模なリニューアルではあっても、旧来の店舗構造が温存されたことが敗因か。▼パチスロ「北斗の拳転生の章」は86.8%と、高い客付き率を維持。ただ9割以上の客付き率のあった前回とは違って、64台を設置する『アロー浪速店』の客付き率は96.9%、『マルハンなんば新館』では100%と、非常に好調な店舗がある一方で、『スロットシアター四海樓』では55.0%、『123難波店』では65.0%と、店舗間の客付き率に格差が現れはじめている。「ジャグラー」シリーズ以外のAT/ART機は、客付き率5割をなんとか維持した「バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ」と、定番「押忍!番長2」以外ほとんどすべての機種が、客付きを「北斗転生」に持っていかれて低迷している。▼パチンコマックスタイプでは、新台の「ぱちんこクロユリ団地」と、まだ4週目の「CR牙狼FINAL」が高い客付き率を維持。一方、「ぱちんこCR北斗の拳5覇者」の客付き率は60.6%、「CRF機動戦士ガンダム」は35.5%にまで低下した。これだけ多くの台数となったマックスタイプにすべて客が付くとは想定しにくく、古い機種から新しい機種へと客が移っていくのは自然だ。問われているのは、主力機として設置台数の多い「北斗覇者」をどれだけ“特別扱い”できるのかではないか。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.