ブックタイトル20130621-0617デジタル保存版

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概要

20130621-0617デジタル保存版

相談件数年度比較2562件※「報告書」p.6より左のグラフは、2006年9月の開設当初から2012年までの相談件数推移を示している。2011年から2012年の1年間で2.3倍へと急増。通話時間、通話回数においても年々、増加傾向にある▼業界の啓発活動により相談件数が急増2012年度の1年間に、RSNに寄せられた電話相談件数は2562件となり、前年度の1128件から約2.3倍に増加した。9月には開設以来はじめて1カ月の相談件数が200件を超え、10月と11月には300件を超えた。2012年8月以降、遊技業界はRSNへの支援活動に本腰を入れて取り組んだ。各業界団体の集まりで行われた「講話」のなかで警察庁の担当官がRSNについてたびたび言及し、支援を要請する発言を行ったことも影響している。電話相談を利用するきっかけとなったのは、昨年度までと同様にホール内に掲示されたポスターが54%ともっとも多くなっていたが、昨年度と比べ10ポイント低下しており、「その他」が増加した。これは、RSNの相談電話が掲載されたポケットティッシュやステッカーなど、業界団体による啓発活動の多様化が進展し、その結果、相談件数の増加につながったことを示している。また、ファン雑誌がRSNを告知するページを掲載したため、雑誌からの件数も増加した。問題を持つ本人からの相談が1710件で83%を占め、前年度の76%から比率でも増加した。ホールでの情報の取得を通じて相談につながったケースが多かったためと推測できる。相談に対する転帰では、他機関を紹介せずに終了するケースが増加した。相談者の多くは、まず自分でできることを教えてほしいと希望しており、相談者の希望に近いかたちでの提案から始めるように相談員が対応しているためである。▼相談者の相談経路▼相談者の相談経路※「報告書」p.11より※「報告書」p.13よりリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、「ぱちんこ依存問題」からの回復を支援する相談機関である。全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)の支援を受け2006年4月に設立され、開設以来すでに、8年度目の活動に入っている。全日遊連による支援計画が区切りを迎えたことから2011年7月より、14の業界団体からなるパチンコ・パチスロ産業21世紀会からの支援を、主に寄付というかたちで受けて活動をつづける。ホールの組合団体から生まれたプロジェクトが、遊技業界全体のプロジェクトへと発展した格好だ。また、任意団体として発足したRSNであるが、NPO法人となり、本年1月には認定NPOの仮認定を受けており、本認定の準備も着実にすすんでいる。RSNでは祝祭日を除く平日午前10時から午後4時まで、トレーニングを受けた3人の相談員が電話相談に対応。時間外の相談に対しては、相談できる曜日と時間を自動応答メッセージで案内している。相談料は無料。通話料は相談者負担となる。電話相談は匿名で受けることができ、相談回数と1回の相談時間に制限は設けられていない。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.