ブックタイトル20130531-0527デジタル保存版

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概要

20130531-0527デジタル保存版

レポート~日工組とホール団体とのやり取りから●遊技機正面(ガラス枠開放時)遊技球を封入した「ECO遊技機」まずは「ECO遊技機」。従来のぱちんこ機と大きく異なっているのは、遊技球を貯めておく上皿と下皿が無いことだ。「ECO遊技機」は、球循環装置と球磨き装置を遊技機内部に搭載している。遊技中の循環に必要な最少数の遊技球のみが遊技機内に「封入」されており、遊技球は「ECO遊技機」内を循環するため、遊技者が遊技球に直接触れることはできなくなっている。ただ、従来のぱちんこ機のようにガラス板の開閉はでき、釘の調整は可能なままとなっている。ただし、不正な開閉が行われないように、鍵の開閉には「鍵管理センタ」の認証確認が必要となっており、万が一、不正なガラス板の開閉が検知されると、それが直ちに報知されるシステムとなっている。また各遊技機の内部を遊技球が循環するため、島設備、球循環システム、球研磨システムが不要となる。そのことでもコスト削減を図ることができる。また自由度の高い遊技機の配置も可能となる。磁石によるゴトの防止策として、遊技球の素材に、磁力に反応しないステンレス系金属の採用が検討されているという。また、戻り球を防ぐために、発射装置は盤面左上部に搭載されることになる。「ECO遊技機」では統一枠となるため、一度導入すれば基板と盤面の交換だけで新台入替が可能となり、入替コストは各メーカーの新枠導入ごとに必要だった分のコストが削減されることになる。また、「ECO遊技機」の本体に搭載される玉磨き装置をはじめとした部品に、リサイクル部品を採用することによってイニシャルコストの低減も図っていく方向であるというため、単価は下がると見られている。ほかにも、省電力機能、遊技機内だけで球が循環することによる低音化・静音化の実現とそのためのコストの削減、100V商用電源を使用することによるトランスの不要など、メリットが挙げられており、これらは「ECO遊技機」導入の目的のひとつとなるECO対策ともなっている。上皿と下皿が無い以外に従来のぱちんこ機と、見た目上での大きな相違点が無いため、遊技者は「ECO遊技機」を違和感を抱くことなく遊技できると想定されている。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.