ブックタイトル20130531-0527デジタル保存版

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概要

20130531-0527デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する郊外型併設店。パチンコの設置台数は約430台。交換率は33個(約3.0円)交換。●リサーチ対象機種は、導入2日目で37台の設置(うち1台は1円パチンコ)。リサーチ対象とした3台の入れ替わりは無かった。リサーチ終了時点でのパチンコ全体の客付き率は39.4%。(c)2005雨宮慶太/Project GARO(c)2006雨宮慶太/東北新社・バンダイビジュアル(c)「呀」2010-2011雨宮慶太/東北新社(c)2010-2012雨宮慶太/東北新社(c)Sansei R&D▼導入2日目だったこともあり、16時の店舗到着時には満席。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは無かったが、コース全体では入れ替わりは比較的多く発生しており、追いかけの悪さが気になった。「CRF機動戦士ガンダム」のスペックが本機と酷似していることが、本機から新鮮味を奪ってしまっており、稼働にも悪い影響を与えているように感じた。▼リサーチ店では、前作「CR牙狼魔戒閃騎鋼」を撤去して本機と総入替を実施していたが、前作がそれなりに稼働している店舗もあるなか、両機を併設するという選択をした店舗も散見される。リサーチ店の近隣店舗では、本機20台と前作20台を同じ島に設置。本機の溢れ客が前作を遊技していたせいか、普段よりも稼働が良くなっていた。▼「北斗の拳」、「花の慶次」、そして「牙狼」の3シリーズはいまや、パチンコのマックスタイプを代表する看板コンテンツとなっている。そのためメーカー各社は、社の威信をかけ、相当に力を入れて、ハード面、ソフト面ともに作り込むのが通例となっている。そのためこれらの機種では、少なくとも初期稼働についてはまず申し分なし、と安心して良いだろう。しかし、パチンコに限らずすべてのジャンルの制作物において、後継機の人気が初代を超えることは稀であり、残念ながら「牙狼」シリーズも例外ではない。本機はすでに「牙狼」シリーズ5作目であり、しかも前作の登場からまだ1年2カ月しか経っていない。偉大なるマンネリズムは、パチンコ・パチスロの分野においてはまだ、「海物語」と「ジャグラー」の両シリーズにしか許されておらず、コンテンツ、スペックともに、本機からは新鮮味をまったく感じない。そのため飽きが来るのは早そう。▼新筐体「V‐Savior」については、グリップ役モノの「震撃アタック」が新しい。ただ、SANKYOのレバーと違い、直感で使い方がわかるようにはなっていないため、操作に慣れるまで戸惑いを感じた。ただ、高速で完成する役モノ「BIGFACEOF牙狼」や新演出「VISIONOFGARO」など、ハード面の完成度は、「牙狼」シリーズの集大成を謳うだけあって秀逸。▼保留変化、先読み、擬似連、リーチなど、演出のバリエーションはこれまでのシリーズ機のなかで、もっとも充実していると感じた。しかし、どの演出の期待度が高いのかがわかりにくく、シンプルであった初代「牙狼」と比べれば、複雑になりすぎているという印象を受ける。さらに、煽り過ぎと評価せざるを得ない派手な演出が非常に多く、演出のバランスは崩れていると感じてしまった。(西)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.