ブックタイトル20130510-0507デジタル保存版

概要

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【第８８回・秘密の花園】▼直方市は、北九州都市圏に属する筑豊地方の小都市です。市街地を南北に走る県道２７号線を西に分岐して西部の山間部へ向かう県道４７２号線沿いに『ダイナム信頼の森直方店』はあります。市街からの距離は近いのですが、小高い丘陵地帯となっており、周辺で宅地開発は行われていません。それでも平日の昼間から多くの顧客を集め賑わっていました。店内を歩くと女性客の多さに驚かされます。また駐車場には軽自動車が多くありました。幹線道路沿いではなく、足元の人口ボリュームも小さいため、高い評価はできません。それでも、より多くの設置台数を抱え、機種構成や立地環境も良いはずの競合の低貸し専門店が苦戦している状況から、一般的な物差しでは測れない価値がこの店舗にはあるのです。店内を歩くとあちこちに、「女子パチを応援します」というＰＯＰがありました。男性トイレの小便器前にも貼られていました。全国的には『信頼の森』から『ゆったり館』へのブランドの変更が見られる、と以前に記載しましたが、『ダイナム信頼の森直方店』はその必要がないくらい繁盛していました。▼『四海樓ＨＥＰＦＩＶＥ店』。大阪市北区の商業施設の地下２階に立地するこの名店も、女性客比率の非常に高い店舗です。こちらも地上を歩いている限りでは、店舗に到達することは困難な立地。『ダイナム信頼の森直方店』と同様に、女性客の「隠れ家」になっているようです。彼女たちにとって唯一無二の安らぎの場なのでしょう。ですから競合店舗が何をしようが、彼女たちの視界には入らないと思われます。前職の会社が大阪府南部の店舗をＭ＆Ａで取得したことがありました。国道沿いの立地ですが、パチンコホールらしさをまったく感じない外観と屋号で、顧客の多くは女性でした。大阪南部を代表するチェーンとは至近距離の立地。当時の私が考えたことは「店舗の認知度を上げれば、競合店舗から集客でき、収益も倍増する」という安直なものでした。結果として、店舗コンセプトや交換率の変更等、こちらが動けば動くほど女性顧客は離れ、店舗全体の集客も低下していきました。たくさんの資金を投資した結果、残ったのは、彼女たちの「秘密の花園」を奪ってしまったという事実だけです。平日昼間の稼働を支える女性顧客。彼女たちに愛されつづけるには、相応の対価が求められます。(大阪・栗）▼ピーアーク、会員データと連動する遊技データ管理アプリ「Ｐ‐ＬＩＦＥ」の配信を開始ピーアークホールディングスは４月２７日より、遊技の利便性を高めパチンコの新たなたのしみ方を提供する試みとして、Ａｎｄｒｏｉｄ版アプリ「Ｐ‐ＬＩＦＥ」ベータ版の配信を開始した。リアルタイムの大当り情報や機種情報だけでなく、会員カードと連動させることにより自身のパーソナルデータをアプリ内で閲覧・管理することができる。また、この業界の課題である「のめり込み防止」へのトライアルとして、予算管理システム「プレサポ」を搭載した。５月中旬以降でのｉＯＳ版配信開始を予定している。▼ユーストリーム番組「酒パワー」、業界関係者との座談会に出席する一般ファン出演者を募集インターネットを使った動画配信サービス・ユーストリームのパチンコ・パチスロ関連コンテンツ「酒パワー」を運営するエンデックは１日より、１５日放送予定の「第２０回ＰＳ座談会」において業界関係者との座談会に出席する一般ファンの出演者を募集している。大阪市浪速区元町のスリーストン内で収録され、生中継される。５月２日（木）▼回胴遊商、「幼児車内放置ゼロ」巡回活動の「強化月間」スタート回胴式遊技機商業協同組合（回胴遊商）は、５月１日からまでの２カ月間を「特別強化月間」とし、同期間中には、駐１０月末日までの６カ月間を「幼児車内放置ゼロ」巡回活動車場に入るときと出るときの２度にわたり巡回活動を実施すの「強化月間」と位置づけ、同期間中には、組合員各社の遊るする。販売会社（販社）の立場から業界貢献を行う主旨で技機取扱い主任者等の従業員が遊技場の駐車場に入るとき、開始された同活動は今年で９年目。回胴遊商の組合員・特別もしくは出るときのどちらか１度、車内放置防止のために場会員・賛助会員は、メッシュ地でできた専用のビプスを着用内を巡回する活動を実施する。また、７月１日から８月末日して巡回活動を実施する。５月７日（火）●出来事／「１９９２年」スペースシャトル「エンデバー」が初飛行「２０００年」プーチンがロシア大統領に就任（第一次）●誕生日／萩本欽一…コメディアン・司会者。「コ(現実)ント５５号」として活躍●誕生日／(創作)びんちょうタン…和歌山県「みなべ川森林組合」のマスコットキャラクター▼北海道や東北にパチンコホールをチェーン展開するベガスベガスグループは４月２日、東京駅からほど近い八重洲エリアにカレー専門店「カレーは高橋」をグランドオープンさせた。弊社の本社事務所から徒歩圏ということもあり、先日ようやく訪問。システムは、店舗入口で食券を購入し、カウンター越しに商品を受け取る完全セルフスタイル。カレーチェーンの展開は、味の趣向が各人で異なるため難しいと聞くが、当該店ではライス以外にパスタと合わせることで、しっかりと独自色を打ち出していた。店内では、オリジナルソングも流れる凝りよう。本業で遊びを提供する会社らしい、面白いカレー屋を目指してほしい。（宏）掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright（C）2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.