ブックタイトル20130510-0507デジタル保存版

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20130510-0507デジタル保存版

▼『マルハン』、“新館”オープンまでの2年間で歌舞伎町に地歩を築けるか編集部が歌舞伎町周辺の稼働調査を実施したのは、『マルハン歌舞伎町店』のグランドオープン2日目の4月18日木曜日。17時からの時差オープンとなっていたため、18時から調査を開始した。『マルハン歌舞伎町店』が入居する第二東亜会館は、1956年の完成だったという新宿コマ劇場と同程度の築年数が経過しているのではないかと思えるほどの貫禄を感じさせる。内外装とも目一杯の改装がほどこされているものの、やはりグランドオープン2日目の新店とは思いにくい。新宿コマ劇場跡地に面したビルの1階には、白地に赤字で「MARUHAN」と大きくロゴをあしらった電飾の看板を設置しているものの、控えめな昼白色の蛍光灯色が使用されているため、その存在感も控えめだ。設備面では、データランプやサンドは旧店のものがそのまま流用されている模様で、最近の新店にはかならずと言っていいほど備えられている自社オリジナルのデータランプ「M‐touch」の姿はない。「ハーベストガーデン」はもちろんなく、禁煙コーナーも設けられていない。たださすがに、『マルハン』のグランドオープンだけあって、出玉感は強烈で、開店前の長い行列にも納得させられてしまう。また同店のグランドオープンに連動したものなのか、『マルハン新宿店』でも、いつもより出玉感が感じられた。新宿東宝ビルに入居予定の新店オープンまで、2年間がある。その間に『マルハン』は、出玉面で競合の『エスパス日拓』を圧倒し、歌舞伎町に地歩を固めようとしているのではないか。目の前で積み上げられていく玉箱を眺めながら、そんなことを考えていた。『マルハン歌舞伎町店』グランドオープンの時期でも、『エスパス日拓』は、4店舗合計で1800人以上を集客していた。『マルハン歌舞伎町店』の“新館”が1000台クラスで新宿東宝ビルにオープンしても、『マルハン』にはまだ集客の余地が残る。『マルハン』『エスパス日拓』の両チェーンを合わせて3000人弱の遊技客を集めていた歌舞伎町はやはり、ホール企業にとっての“沃野”と言うべきだろう。マルハンは、4月25日に『マルハン伊勢崎店』を、同月26日に『マルハン鹿浜店』をオープンさせた。本年度の新店はこれまで、すべて首都圏に集中しており、東京23区内だけでも、まだまだいくつもの出店計画があるようだ。歌舞伎町が、都内『マルハン』の拠点となるのかどうか。(士)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.