ブックタイトル20130329-0325デジタル保存版

ページ
70/76

このページは 20130329-0325デジタル保存版 の電子ブックに掲載されている70ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

20130329-0325デジタル保存版

掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する郊外型の併設店。パチスロの設置台数は約300台。交換率は5.6枚(約17.9円)交換。●リサーチ対象機種は導入3日目で3台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは2人。リサーチ終了時点のパチスロの客付き率は33.1%。▼13時のリサーチ店到着時には、設置3台中1台が空席。リサーチ中、多少の入れ替わりがありつつ、3台のうちどれか1台が空き台という時間が長かった。導入3日目としては全体的に追いかけは悪く、新台効果は特に感じられなかった。 客層は30代から60代の男性のみ。淡々と遊技していたというより、4号機時代を思い出しながらゆっくりと遊技していたように感じられた。▼歴代の「クランキー」シリーズのファンに特化してデザインされている。「クランキーコンドル」派は「青7」を狙って順押し、「クランキーコンテスト」派は「コンドル」を狙ってハサミ打ちと、2種類の打ち方でたのしむことができる。また、「青7」上段テンパイ、「赤7」中段テンパイ、「リ・リ・ス」など定番モノからマニアックなものまで、多彩なリーチ目を継承している点も、シリーズのファンにとっては好印象を与える。▼通常時はひたすらリーチ目待ち。より早くボーナス成立を察知しコインロスを減らせるかという、初代をなぞったゲーム性となる。 新規演出「CRANKY CHALLENGE」は35回発生。そのうち10回がボーナス当選につながったことから、そこそこ期待することのできる演出となっていた。たとえ次の出目が「チェリー」でも、ドットの数字の値が上がるという逆転パターンもあるなど、一見シンプルながら展開が豊富な飽きにくい作り込みがなされていた。一方、リーチ目からの当選は9回と、比率はおおむね半々と、新しい演出に偏りすぎず、バランスよく配分されていた。▼リサーチ終了時の差玉は、3台中1台がプラス。もっとも大きな瞬間差玉は1番台の連続BB7回で、1360枚を獲得した。ただ、400回、500回のハマリも散見されるなど、ボーナスが軽いという印象を受けることはなかった。▼スペック面での特徴は、ボーナス中の目押しによる獲得枚数の増加だ。技術介入成功により1度のBBで最大23枚の差が生じた。ただ4号機とは違って、「成功しても現状維持、失敗すれば損なだけ」というマイナスの印象を抱いてしまう。過去の5号機には、難易度の高さとコンテンツの間口の広さからヒットした「ひぐらしのなく頃に」があるとはいえ、技術介入要素を搭載しているというだけで訴求要因となるようなことはあり得ないだろう。▼最近のART/AT機の乱発により疲弊した客層の受け皿が「ジャグラー」シリーズのみという状況下での本機リリースは、まことにタイミングが良い。ただ、高年齢層には難易度が高く、万人受けする遊技性ではない。4号機から継続してホールに通う数少ないファンが物珍しさから数回打ってみる程度が本機の限界ではないだろうか。(西)(c)UNIVERSAL ENTERTAINMENT