ブックタイトル20130329-0325デジタル保存版

概要

20130329-0325デジタル保存版

掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright（C）2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する郊外型の併設店。パチスロの設置台数は約２５０台。交換率は５.６枚（約１７.９円）交換。●リサーチ対象機種は、導入２日目で５台の設置。リサーチ対象とした３台における時間内の入れ替わりは無かった。リサーチ終了時点でのパチスロの客付き率は５９.２％。▼本機は、最近見直されつつあるボーナス＋ＡＲＴタイプの機械であることに加え、天井が８８８ゲームと低く、スペック面での気軽さはある。ただし、ＡＲＴの準備期間が長いことや、体感的なボーナスの重さなど、ストレスを感じる部分も多かった。飽和状態となりつつある高純増ＡＴ機とは一線を画す存在ではあるが、全体の完成度はそこまで高くないというのが同機に対する総評となる。　本機よりはるかに話題性の高い「新鬼武者　再臨」、「アントニオ猪木が伝説にするパチスロ機」、「あしたのジョー２」の導入が始まれば、間違いなく本機はそれらの陰に埋もれてしまうだろう。自店エリアの競合店に導入されていないという状況であっても、バラエティコーナー、もしくは５円パチスロコーナーへ数台の投入で十分だろう。▼演出面では、通常演出、「いまがチャンス」（高確率）演出、ＡＲＴ上乗せやボーナス当選までの演出など、バリエーションは豊富。なかでも役モノを使ったルーレット演出はインパクトがある。▼スペック面については、前述の通り、ボーナスの重さが気になった。低設定であったかもしれないが、リサーチ台の総ゲーム数５１７０ゲームに対しボーナスは１６回。合成確率では３２３分の１となった。結果的には、ほとんど大当りにつながらない、ただ賑やかなだけの演出を延々と見せられたこともあり、無駄な煽り演出が多過ぎるという印象を抱いた。▼リサーチ終了時の差玉は、３台中２台がプラス。１番台では、リサーチ開始から約１時間半が経過したあたりで突入したＡＲＴが１０３３ゲームまで伸び、２０００枚を超えるメダルを獲得した。その所要時間は約１時間３０分。一見、マイルドそうな仕様であるが上乗せ特化ゾーンとボーナスが絡むとそれなりの一撃性を見込めるようだ。　なお、リサーチ時におけるＡＲＴ中の増加枚数はメーカー発表値をわずかに下回る１.４枚。▼同機の上乗せ特化モード「マルチモード」は、リサーチ中に２０回発生。最低では０ゲーム、最高では１００ゲームを上乗せ。平均上乗せゲーム数は１２.５ゲームであった。発生頻度は高く、そこそこ突入するイメージを持てるものの、２０回中１２回で上乗せゼロだったなど、その性能はイマイチ。他機種の上乗せ特化モードに感じるイケイケ感をほとんど感じられないものとなっていた。また同モードより上位の上乗せ特化モード「おひさまモード」は１回のみ発生し、７０ゲームを上乗せ。さらに本機最強の上乗せ特化モード「メチャメチャモード」も１回発生しており、３３０ゲームを上乗せ、大量出玉の契機となった。（西）（c)赤塚不二夫 / ぴえろ（c)DAIICHI (c)ディ・ライト