ブックタイトル20130329-0325デジタル保存版

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概要

20130329-0325デジタル保存版

掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.(ビスティ)リサーチ終了時の差玉はリサーチ3台中、すべてがプラス差玉。高設定挙動というよりも、AT中の展開に恵まれた印象が強い。3番台は通常時にプレミアムAT役を引き、その後はリサーチ終了まで出っ放し。リサーチ終了時点で約4000枚の差玉を記録した。2番台は「天国モード」の滞在割合が高く、初当りを多く重ねていた。1番台は立ち上がりこそ悪かったものの、AT中にゲーム数上乗せを重ね、一気にプラス差玉に押し上げた。▼導入初日のリサーチ。開店前の並びは6人。そのうち、前に並んでいた5人が本機を選択した。店舗の常連客というよりも、新台目あてで、初日のこの日だけ来店していた可能性が高い。男性のみの朝一の客は全員が私服。昼以降になると、スーツ着用のサラリーマンも表れた。だが昼以降になると、本機でも客帯率が低下した。▼スペックはATタイプ。前作がボーナス+ARTタイプため、仕様が大幅に変更されている。ATタイプ主流の高純増タイプであり、初当り確率は相当辛め。射倖性は現役機種ではトップクラスとなる。▼液晶演出は、基本的に前作を流用したもの。新たなゲーム性の部分にわずかだが、新規の演出が盛り込まれていた。前作との演出の相違は、例えて言うなら山佐の「パチスロ鉄拳2nd」と「パチスロ鉄拳デビルVer.」ほどしかなく、新鮮味をまるで感じない。▼本機の特徴は、出玉性能が非常に高いということに尽きる。ATは50ゲーム1セットだが、セット継続率が最低でも50%、最大で89%あり、そのうえ前作と同様の強力なゲーム数上乗せも付けられており、さらに前作には無かった上乗せ特化ゾーンまで存在する。また、AT中の出玉スピードも非常に早い。出玉性能に特化した仕様だ。▼長期間にわたって主役機として活躍した前作であったが、今作ではその可能性は低い。理由は、あまりにも射倖性が高いからである。機種コンセプトが前作と完全に異なっており、AT中の中毒性は確かに高いが、その代償として通常時の退屈感も現役トップクラス。長時間遊技に耐えられるのは、よほどのヘビーユーザーだけだろう。▼本来なら、初当り確率の辛さを液晶演出の新規性で補うところだが、肝心の演出が前作の使い回しとなれば、通常時が余計、退屈に感じられる。またゲーム数解除タイプであるため、自力感に欠けている。設定推測要素も今のところ、ほぼ皆無であり、追いかけ要素が見あたらない。▼実際、昼以降のリサーチ終了後には、導入初日にも関わらず遊技者が次々に入れ替わった。当らないからヤメるのは仕方無いとしても、本機の場合には大量出玉を獲得してもヤメる遊技者が目だった。出玉を多く獲得すれば高設定を期待して遊技をつづけるのが従来のパチスロユーザーの挙動であったが、本機の場合には「事故待ち」のスペックが行き着くところまで行ったという印象のため、次にまた当る気がしないというのが正直なところ。初期稼働が落ち着いた後は、一発勝負狙いの遊技者向けに少台数のみの設置であっても事足りるのではと感じた。(木)