ブックタイトル20130111-0107デジタル保存版

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概要

20130111-0107デジタル保存版

掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.●大当り確率390分の1「CRオーメンFPK」と、大当り確率278分の1「CRオーメンFPL」の2スペックを同時発売。両スペックとも確変突入率100%でST77回転がつく。ST継続率は、「~FPK」約81%、「~FPL」約75%。電チュー入賞時は、50%で最大出玉2080個の16R大当り。潜伏確変もしくは小当りからは、現世と魔界が交差する「ミドルワールド」突入となる。●役物には、液晶画面上で合体する「666ギミック」、「ミドルワールド」中にメーターがすすむほど確変期待度がアップする「魔界時計役物」、連続予告と連動する「鐘ギミック」を搭載する。またステージセンターの「どくろ」から吸い込まれた玉は特図2の抽選を行う。The Omen TM & (c)2012 Twentieth Century Fox FilmCorporation.All Rights Reserved.(c)FUJI SYOJI■リサーチ店の状況●東京都台東区内に立地する併設店舗。パチンコの設置台数は約520台。等価交換。●リサーチ対象機種は導入5日目で5台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは5人。リサーチ終了時点でのパチンコ全体の客付き率は25.6%。■総評▼導入開始からまだ5日目ながらも、稼働はすでにまばら。リサーチ対象とした3台以外の2台はほとんど稼働していなかった。ただし、店舗の調整がかなり酷かったことも、稼働の無かった大きな要因。▼演出は、同社のヒット機「CRリング 呪いの7日間」を意識して作られていることは伝わってくる。だが、ホラー作品の怖さの再現には失敗しており、「ダミアン」のイタズラが失敗しつづけるシーンを延々と見せられているだけと感じてしまった。作品の再現度は低いと言わざるを得ない。また「リング」にゲームの流れが似ているために、目新しさも感じない。▼スペックはSTタイプ。初回当り時に電サポ回数が30回もしくは77回に振り分けられ、電サポ中に大当りすれば、以降は電サポ77回固定となる。また、ステージ上の「ドクロ入賞口」が特図2の扱いとなっており、通常時からでもそこそこ特図2の消化も期待できるようになっている点は、お得感があって良い。加えて、ラウンド振り分けが特図1と特図2では大きく異なるため、特図2での大当りをひけば、大きな達成感を感じる。▼ST中は「リング」同様、3段階に分かれる。メインはバトル演出であり、原作を知らないファンにも意図するところはわかりやすい。ただ原作を知っていれば、本機でバトル演出を取り入れる必要があったのかと違和感を覚えるだろう。▼原作中で重要な意味を持つ数字「6・6・6」は、本機でも特別扱いとなっており、「6」テンパイ時には特殊な演出が発生する。また「6」へのこだわりは、役モノの演出にも取り入れられている。▼リサーチ終了時の差玉は3台中1台がプラス。唯一プラスとなった3番台では、1回の連チャンで約7500個の差玉を獲得しており、マックスタイプならではの出玉感があった。▼率直に言えば、本機を打つのであれば「リング」を打った方が良いと感じた。ネット上でのスラングを使えば、“「リング」の劣化焼き増し版”と言える。「ホラー」ではなく、「シュールなギャグ」をコンセプトとしたパチンコという方が理解しやすい。▼「CR花の慶次~漢」をはじめ、年末にマックスタイプがいくつも登場したため、本機がそのなかに埋もれてしまった感は否めない。だが埋もれていなかったとしても、稼働面では苦戦しただろうと思われる。完成度としては同社の機種のなかでも低く、年末年始の繁忙期を過ぎれば相当厳しい状況になることが予想される。稀少性のあるミドルタイプを導入しても、苦戦することになりそうだ。(木)