ブックタイトル20130111-0107デジタル保存版

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20130111-0107デジタル保存版

▼「こまぁ~かしあわせあります。西新笑店街」 福岡市西部の繁華街としては最大の規模となる西新の中心部には、コンパクトだが活気ある商店街が回遊路をかたちづくっており、7店舗のパチンコホールはすべて、この商店街付近で営業している。 高級ブランドショップやデパートのある天神とは対照的に、西新には食料品や日用品を買いに来るような下町の雰囲気がある。歩行者天国となっている商店街には魚などを売るリヤカーの店舗も見かけ、よそ者には中洲の屋台とともに、港町の福岡らしいと感じられる風景となっている。今回の訪問時、エリア内の商店街には、ピンク地に白抜きで「こまぁ~かしあわせあります。西新笑店街」と書かれた横断旗がいくつも掲げられており、そのコピーが商店街の人情的な雰囲気をぴったりと表している。 西新にはまた、西南学院大学など学校施設が多く、文教地区ともなっている。エリアの北側には百道浜の海岸線があり、海岸沿いには高層マンションが建ち並ぶ。▼『ワンダーランド』一強の商圏で競合各店は専門店化 エリア内の大型店は、総設置台数874台の『ワンダーランド西新』1店舗のみ。昨年12月21日金曜日午後の稼働調査の結果では、客付き371人‐店舗稼働率42.4%と、競合他店を圧倒していた。 競合店のなかで4円パチンコを設置しているのは、『銀玉ブティックひばり西新店』1店舗のみ。他店はすべて、低貸玉専門店かパチスロ専門店となっていた。店舗稼働率では、『ひばり西新Ⅱ』、あいだに『ワンダーランド』を挟み、新台の投入を惜しまない『PSJ西新店』がつづく。 『ひばり西新Ⅱ』には0.5円パチンコ100台を設置。サンドでは100円と500円の硬貨のみが使用可能となっており、1000円札の投入を強要して消費金額を吊り上げる発想とは対極にある。各台計数機は導入されておらず、レイアウトは「海物語」シリーズとその他のバラエティの2つに分かれる。遊技客は「海物語」コーナーに集中しており、ほかの機種のコーナーでは、のんびりペースで遊技することができた。 店内で目を引いたのが、奥の壁一面に貼り出された福岡市内で夜にきれいなイルミネーションを見ることのできるスポットを書き入れたすべて手描きの地図である。高齢者の多い客層にはマッチしていないとも思えたが、若い女性スタッフがやりたいと思うサービスを自由にやることを許された雰囲気があるのではないかと思い、好ましく感じた。(平)※とこなめ招き猫通り掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2013 Vision Search Inc. All Rights Reserved.