ブックタイトル20121214-1210デジタル保存版

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概要

20121214-1210デジタル保存版

■リサーチ店の状況●東京都台東区内に立地する駅前型の併設店。パチスロの設置台数は約300台。等価交換。●リサーチ対象機種は、導入2日目で42台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは無かった。リサーチ終了時点でのパチスロの客付き率は32.6%。■総評▼導入開始2日目のリサーチ。リサーチ店舗は地域一番店で、新台入替も頻繁に行う。しかし同機の導入台数42台(1.5ボックス)はさすがに供給過多で、朝一でも全台稼働とはいかず、満席になるまで開店後1時間程度を要した。その後も終始、10台に1台程度は空き台だった。▼パチスロ市場における年末年始営業の看板機種であり、関係者の注目度は非常に高い。販売台数は推定約13万5000台。▼ATは40ゲーム1セットで、ゲーム数上乗せに特化した設計。レア役入賞による上乗せを基本に、擬似ボーナス発生による上乗せ、プレミアム契機の上乗せなど、さまざまなパターンが存在する。またAT中は擬似ボーナス自体に連続性を持たせており、擬似ボーナスとATのループも、出玉大量獲得パターンのひとつとなる。▼リサーチ終了時の差玉はリサーチ3台中1台がプラス差玉となった。プラス差玉の台は、ボーナス出現率が高く、またATへもコンスタントに突入していた。AT中は、約80分の1で発生するチャンス目入賞を中心に、コンスタントにゲーム数上乗せが発生。上乗せゲーム数は大半が10ゲームから50ゲーム。この上乗せによりゲーム数を維持しつつ、時折発生する擬似ボーナスなどでゲーム数を増やしていくイメージとなる。▼演出面は、前作と異なり液晶のアニメーションが3Dとなった。演出フローは前作とほぼ同様と言えそう。全体的に期待度の高い演出と低い演出のメリハリが付いており、わかりやすい。▼機種単体としては、同時代のパチスロの水準以上にあり、充分に及第点を与えることができる。これまでの高純増AT機に無かったゲーム数上乗せ重視タイプという点で新鮮味も感じた。特に上乗せの演出面にも爽快感があり、完成度は高い。また本機は、レア役解除タイプとなっているため、ヤメ時が少なく、この点も良い方向に作用するだろう。出玉の推移は、最近の高純増タイプ機に比べると、5000枚を超えるような一撃性は低いが、そのぶん、1000枚から3000枚程度の出玉獲得頻度は高い。懸念材料は導入台数の多さ。リサーチ店舗でも、設置台数の多さから、導入2日目にして終始、空き台が発生していた。このまま稼働が低く推移すれば、回収を急ぐ方針が固定化され、抜き重視の度合いが強まり、さらに客離れを加速させるという負のスパイラルに陥る可能性が高まっている。(木)(c)DAITO GIKEN ,INC.●押し順ART「秘宝RUSH」は、1セット40ゲーム、1ゲームあたりの純増枚数約2.8枚のゲーム数上乗せ特化タイプ。1ゲームあたりの最大上乗せゲーム数は200ゲーム。継続と引戻しがある。準備期間は非搭載。ART中の小役でゲーム数上乗せとART中の高確「ボーナスバトル」の同時抽選を行う。「即乗せ」「連乗せ」「昇乗せ」「潜乗せ」を搭載。通常時から「(超)高確率」中のチャンス役解除によりARTに突入する。●「ボーナス」は、「ベル」ナビ回数管理方式。「BB」はランクアップ式となっており、「ベル」ナビ回数は、60回(獲得枚数約300枚)、40回(同200枚)、30回(同150枚)のいずれか。「RB」の「ベル」ナビ回数は8回。●ART中の「(超)ボーナスバトル」では、ゲーム数減算がなく、全役で「ARTボーナス」を抽選。「ARTボーナス」の性能は通常時の「ボーナス」と同じ「ベル」ナビ回数管理方式で、大量上乗せとなる「ピラミッド」揃い高確率の「(超)ピラミッドチャンス」発生率が高い。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.