ブックタイトル20121214-1210デジタル保存版

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概要

20121214-1210デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪市内に立地する繁華街型の併設店舗。パチンコの設置台数は約650台。交換率は30個(約3.3円)交換。リサーチ対象機種は、導入初日で36台の設置。■総評▼通常遊技を通じてまず、プッシュボタン演出が増えていた。ただ、セリフ予告を2段階で見せてリーチにならなかったり、ただの演出モード移行のためにボタンを押させるなど、無駄にボタンを押させられている印象が残った。リーチ演出のバリエーションはかなり増えていた。お馴染みの武将4人のリーチを主軸としながらも、「山上道及リーチ」や「前田利家リーチ」など、ほぼすべての登場人物のリーチを搭載していた。ただそのほんとどが、当る気がまったくしないレベルのリーチ演出ばかりであり、2、3回見れば飽きてしまう。▼本作では新枠「暁」を採用。枠自体の視認性は高く、またハンドル上に配された可動役モノのインパクトは抜群。さらに、音量調節機能、色変化とバイブ機能が付加されたプッシュボタンなど、完成度は高い。ただ1点、下皿が小さ過ぎることが気になった。▼確変中は2種類の異なる演出を任意で選択できる仕様に変更されたが、遊技客全体を見渡す限り、これまでの「戦モード」を受け継いだ「嵐戦モード」を選択する人が多かった。また、一度「無双の刻」で遊技し2回目以降を「嵐戦モード」で遊技するケースも多く、「無双の刻」は不評であるようだ。▼スペック面における路線変更も大きい。大当りがすべて右打ち消化になったとはいえ、2000個大当りが非搭載、新内規仕様ではないため確変中のスピード感を感じられないなど、右打ち機の特徴が最大限活かせているとは言い難い。また、時短回数の減少や上アタッカーで消化する大当りが本作では採用されていないなど、これまでの“慶次らしさ”が受け継がれておらず、普通のマックスタイプになってしまったという印象だ。▼リサーチ終了時の差玉は3台中1台がプラス。もっとも大きな瞬間差玉は2番台の16R大当り3回を含む4連チャンで、6000個強の出玉を獲得した。ただ、これ以外では「4確→4通」や4R潜伏のループなど、辛さが強調された出玉推移となっていた。▼ダントツのタイトル力により年末商戦の看板機種となることはまず間違いない。だが、シリーズもすでに5作目であり、そのマンネリ感が気になる。また、本作のスペック面での路線変更が、ファンの求めていたものであったのか、疑問に感じた。図柄揃い大当りはすべて16R、上アタッカーでのランクアップボーナス、シンプルな予告・リーチ演出など、次作があるならこれら初代「慶次」のテイストを強調したものとすることを願う。(西)(c)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/NSP 1990、版権許諾証YDT-203(c)Newgin●新枠「暁」には、同社初となる枠可動体の「珠玉可動体」を搭載。突如反転し真っ赤に発光すればチャンスとなる。役物には、上下から出現し液晶を覆って「傾・奇・御・免」の文字が合体すればチャンスの「傾奇御免役物」などを搭載する。●大当り確率397.18分の1、確変突入率80%のマックスタイプ。潜伏確変・小当り有り。「CR花の慶次」シリーズとしてははじめて、大当り・確変中を右打ち消化とした。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.