ブックタイトル20121214-1210デジタル保存版

ページ
19/72

このページは 20121214-1210デジタル保存版 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

20121214-1210デジタル保存版

調査対象とした8店舗中、もっとも店舗稼働率が高かったのは、大阪市営地下鉄の南巽駅と北巽駅のほぼ中間地点にある『アミスター生野店』であった。このエリアのホールのほとんどは各台計数機を採用しておらず、玉箱による出玉感と、その上げ下ろし時に発生する来店客とスタッフとのコミュニケーションを重視しているようである。『アミスター』でも、玉箱で歩きにくくなっているコースが、いくつかあった。同店で特徴的なのは、その機種構成である。最多の設置台数となっている機種は「CR大海物語2MTE」48台であり、20台設置の「CRデラックス海物語HMB」とともに8割以上の稼働率となっている。この2機種の遊技客が、4円パチンコの遊技客に占める比率は44.4%と、全体の半数に迫る。京楽機の「ぱちんこAKB48」と新台「ぱちんこ必殺仕事人桜花乱舞」でも8割以上の稼働率となっていた。ほかのほとんどの機種は2台あるいは3台のみの設置となっており、「主力機種」と「それ以外」の対比が鮮明になっている。「主力機」が「主力機」らしく、「海物語」が「海物語」らしく使われていると言ってもよい。最近「海物語」が「海物語」らしくなくなっている。つまり、これまで特別な地位を与えられていたはずの「海物語」が、多くのホールで回らなくなってきているのである。だが今回のレポートのように、ローカルなホールにローカルな客しかいないようなエリアでは、「海物語」が、あるいは「主力機」が、数年前には当たり前となっていた“特別扱い”されるという慣例を残しているホールが、高い稼働を維持していることが多い。※※※『アミスター』でも、「地域密着営業」をアピール。答えを見つけた気がした。(平)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.