ブックタイトル20121130-1126デジタル保存版

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概要

20121130-1126デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する駅前型のパチスロ専門店。設置台数は約180台。交換率は5.6枚(約17.9円)交換。●リサーチ対象機種は導入12日目で17台の設置。リサーチ対象の3台における入れ替わりは3人。リサーチ終了時点の店舗全体の客付き率は21.7%。■総評▼「花の慶次」というコンテンツと強力な上乗せ性能のイメージが先行しているが、実際に遊技してみると、ART自体の純増枚数やボーナスの重さ、そして何よりパチンコの「慶次」の様な単純明快な出玉性能が再現されていないという点が気になった。同機の目玉である上乗せ特化モードでは、「天武の極」は発生したが「桜花乱舞」は発生しなかった。「天武の極」の高確率ゾーンである「真修羅の刻」は4回発生。そのうち2回が「天武の極」に突入するなど、ある程度、現実的な出現確率なのではと感じられた。システム的には、ゲーム数上乗せに特化したARTとなってはいるのだが、実際に試打してみると、ART自体の性能・スピード感という点で、ほかの高純増ART機と比較して物足りなさを感じた。リサーチ時におけるART中の増加枚数は約1.2枚とメーカー発表値を大きく下回る結果となった。ARTに満足感を得にくい要因となっていたのは、ART中のハズレの多さである。シングルボーナスに加えてハズレも多く、1セットで獲得枚数が10枚というケースも発生するなど、ストレスの溜まる展開も多かった。本機のART性能については、ARTに何を期待するのかによって、意見がわかれそうだ。また、ゲーム数の上乗せだけに特化しすぎたことにより、ユーザー層を選ぶ仕様となってしまっている可能性が高い。4桁の上乗せを獲得したとしても、獲得の時間帯によっては消化が不可能というケースも十分に考えられ、夕方から打ち始めるようなユーザーからは敬遠されることになりそうだ。スピード感を重要視する傾向にあるなかで、同機のようにどれだけ上乗せできるかに特化することは、現在のART機のトレンドにはそぐわないのではないか。▼演出面に関しては、パチンコの演出がそのまま移植されており、全体的にクォリティは高い。その反面、本機用に作られたオリジナル演出を搭載はしているものの、新規性は少ない。また、パチンコ演出を採用したことによる演出の間延び感が否めない。現に遊技者の大半は演出をカットしていた。▼11月導入機種の中では注目度が高い機種ではあるが、ポテンシャル以上の導入規模というのが正直なところ。12月の話題機の登場のタイミングで一気に客離れが加速する可能性がある。(西)●ART「修羅の刻」は、1セット40ゲーム、1ゲームあたりの純増枚数1.7枚の、ゲーム数上乗せ・継続率タイプ。上乗せゲーム数は10ゲームから最大300ゲーム。ループ率は50%から最大85%。上乗せ演出では、武将たちがゲーム数を書き換える「もののふおかわりシステム」を採用。「慶次」であれば300ゲーム上乗せの期待度が高い。ART中のBGMには、「花の慶次」歴代楽曲から選択が可能。「修羅の刻」終了後には、継続を毎ゲーム抽選する「戦モード」に移行。演出では、レア小役当選で負け戦を勝ち戦に変える「武功システム」が採用されている。「戦モード」終了後にはさらに、引き戻し抽選ゾーンの「殿モード」に移行。規定ゲーム数消化で「千人斬り演出」が出現し、成功でART再突入、失敗で通常状態に転落する。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.