ブックタイトル20121130-1126デジタル保存版

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概要

20121130-1126デジタル保存版

▼2階以上の大型立体駐車場を無料で開放~中心市街地の活性化に貢献地下1階のパチスロ専門店は、変則的なレイアウトとなっていた。店舗入口付近に5円パチスロと20円パチスロの「ジャグラー」シリーズを配置しており、まず賑わい感により来店客を出迎える趣向となっていた。『(スロット)123+Nはりまや橋店』は、市街地の中心部にありながら、約700台収容可能な立体駐車場を無料で開放。中心商店街の活性化に苦慮する地元コミュニティにとって、その恩恵は計り知れないものがあるだろう。ただ中心商店街が『(スロット)123+Nはりまや橋店』の駐車場を地元社会の“資源”として有効活用するためには、両者の間にこれから、さらなる一体感が醸成される必要があるようだ。今回の調査日11月16日は、「パチンコファン感謝デー」開催当日となっていた。同店では、店舗のスケールメリットを活かして特賞本数や抽選回数の多さを来店同機としてうまく用いており、さながら公認のイベントのようにもなっていた。たまたま一緒にエレベーターに乗り合わせた親子連れの会話が耳に入ったのだが、抽選時間の確認に余念が無い様子がうかがえた。今回の調査対象店舗中では、『スロット123+Nはりまや橋』が店舗稼働率61.8%でトップ。地上1階のパチンコフロアと合わせ『(スロット)123+Nはりまや橋店』全体でみても稼働率は51.8%となり、圧倒的な強さを示す。▼きめ細かいサービスが奏功~セントラルグループ2番手には、『セントラルディーボ桟橋店』が店舗稼働率46.0%でつづいた。高知県を代表するローカルホールチェーンの雄・セントラルグループの3店舗では、いずれも安定した集客を実現していた。各店舗では、貸玉料とその設置台数の最適化に余念が無く、ひとつの店舗を低貸専門店に移行させたり、1.25円パチンコを取り入れたりと、きめ細かな市場ニーズとの調整が行われていた。今回の「ファン感謝デー」開催にあたっては、手作り感あふれる案内装飾を壁一面に施しており、お客様へのサービスという一義的な理由からだけでなく、従業員がイベントとして能動的にたのしんでしまおうという姿勢に好感を抱いた。『マルハン高知桟橋店』は、調査時にも4円パチンコに空席が目だっており、これまでにも再三にわたって低貸玉コーナーの比率を増やしてきている。(宏)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.