ブックタイトル20121130-1126デジタル保存版

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概要

20121130-1126デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する併設店舗。パチンコの設置台数は約330台。交換率は、28個(約3.6円)交換。●リサーチ対象機種は、導入3日目で16台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりの発生は2人。リサーチ終了時点でのパチンコ全体の客付き率は71.2%。■総評▼導入3日目のリサーチ。リサーチを通じて入れ替わりはほとんど見られず、追いかけも良好。既存機のスペック違いであるために新規性に欠ける本機ではあるが、導入初期の訴求効果はかなり高い。▼通常時の予告とリーチの演出、そして大当りまでの一連のフローは「ぱちんこ必殺仕事人Ⅳ」を踏襲。そのため演出面での目新しさに欠ける。全体的に、演出とリーチの発生頻度が下がったという印象を受けた。良く言えば無駄な煽り演出が無くなったということなのだが、通常時の演出は退屈なものとなっている。大当り確率が下がったことを考慮すれば、演出発生頻度はむしろ上げた方が良さそうなところだが、なぜそうしたのか疑問が残る。また一方で確変の演出は、敵を倒すごとにストーリーが進行していくという展開とはなっておらず、達成感を味わえない。また「刺客」というザコキャラに負けて終わる転落時の展開は、これまでの「仕事人」シリーズの流れとは異なっており、違和感を感じた。▼バトルスペックになったとはいえ継続率は「ぱちんこ必殺仕事人Ⅳ」と同じ70%。通常大当り後には必ず時短100回が付くことをウリにしているが、そうであるならば、王道のミドルスペックの方が良かったのではなかったか。また、新内規仕様(2個返し)となっているために電サポ中に無視できないほどの玉の目減りが発生し、8R通常大当りの時短終了時には出玉が3分の1程度にまで減るというケースも確認されている。新内規仕様にした点はマイナス要素でしかないだろう。▼シリーズ前機種「ぱちんこ必殺仕事人Ⅲ」では、「~桜バージョン」がヒットしたという実績があるにはあるが、今回のようにスペックの大幅な路線変更ではなかった。本機では新たな客層を取り込もうと大幅な路線変更にチャレンジした点を評価したいところではあるが、導入規模の大きさが気になるところ。導入後、時間が経過するにつれ中高齢層は離れていき、大勝ちにこだわるヘビーユーザー層のみに絞られていくのではないかと危惧される。「ぱちんこ必殺仕事人Ⅳ」と入れ替えた店舗もあるようだが、必ずしも客層が重るわけではないので、併設するという選択肢が妥当であったと思われる。(西)(c)松竹・ABC(c)KYORAKU SANGYO●2011年12月発売の「ぱちんこ必殺仕事人Ⅳ」につづく「必殺仕事人」シリーズの最新作。同シリーズとしては初めてのバトルタイプ。役物には、前作同様に発動すれば大チャンスの「豪剣フラシュ」と、新たに液晶画面中央へ出現する「桜花フラッシュ」を搭載。またアタッカーは、右アタッカーのほかに、ランクアップボーナス(「乱舞RUSH」)で使用する上アタッカーの「乱舞アタッカー」がある。●スペックは、大当り確率318分の1、確変突入率70%。大当り中、電サポ中は右打ち。潜伏・小当り非搭載。標準出玉2000個大当りと突確を搭載する。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.