ブックタイトル20121130-1126デジタル保存版

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20121130-1126デジタル保存版

※上田城跡内の満開の紅葉▼福井最大の大型店、まずまずのスタートを切る長野県上田市は、戦国時代に真田氏が築いた上田城を中心とした城下町であり、昨今の戦国ブームの影響もあって、調査を実施した平日でも駅や上田城跡に多くの観光客を見かけた。街のあちこちに「信州上田」や、真田氏の旗印である「六文銭」を染めあげた多くの幟旗(のぼりばた)が立てられており、真田幸村の登場するゲーム「戦国BASARA」シリーズとのコラボレーショングッズなども販売されていた。編集部では、『マルイ』のグランドオープンから1週間が経過した22日、同店とその周辺店舗の稼働状況を調査した。▼競合店の“仕掛け”に厳しいスタートを強いられる『マルイ上田店』の全体稼働率は33.1%と、調査店舗中では2番手。グランドオープンから1週間という調査時期を考慮すると、非常に厳しい立ち上がりと言わざるを得ない。調査前日の21日には、“1番店”の『キング上田店』が営業形態を変更するリニューアルを実施しており、新店『マルイ』に合わせる格好で等価交換へと移行していた。また、『マルイ』の立地環境にも難がある。同店への主要導線となる道路が工事で片側通行となっており、アクセスの悪さも集客に影響していたように思われた。店舗内を視察していて気になった点は、店内の装飾物では「ECOホール」の告知が中心となっていたことである。掲げられているポスターのほとんどが、設備の専門的な説明に終始してしまっており、肝心の遊技機やホール企業についてのアピールは後回しにされていた。環境に対する取り組みを、実際に本腰を入れて取り組んでいればなおさら、周知したい気持ちはよくわかる。だが来店する遊技客の関心事項として最優先事項となるとは思えない。景品の紹介や、禁煙コーナーの告知など、集客効果の観点からほかにもバランスよく告知すべき事柄はあったはずである。▼大型店が乱立~戦国時代さながらの競争状況このエリアでは、『スロットクラブジオ上田店』(旧『ニューアサヒ上田中央店』)が本年6月にパチスロ専門店としてグランドオープンしている。これに合わせ、『キング上田店』が5円パチスロを新設し、9月には稼働率3番手の『パーラーバビデ上田西店』が5円パチスロを増台、10円パチスロを新設した。さらには、『よろこびの街100万ドル国分店』が、「長野県初全席禁煙店舗」となっている。「ECO」だけでは厳しすぎる競合環境での『マルイ』のオープンであり、同店では今後、遊技客目線での施策も盛り込んでいく必要があるだろう。(宏)■パチンコ&パチスロ設置台数構成比■パチンコ&パチスロ集客構成比掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.