ブックタイトル20121130-1126デジタル保存版

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20121130-1126デジタル保存版

大阪市北区梅田本コーナーでは、編集部が任意に選定した注目エリアにおいて複数回にわたる定点調査を行い、客付き動向などを随時レポートしている。今回の調査エリアには、大阪市北区の梅田を採りあげる。本稿のための編集部による稼働調査は、11月20日火曜日午後の早い時間帯に実施された。また、同エリアを対象とした調査を、10月25日の『マルハン梅田店』オープン直後の同月29日に実施しており、そのレポートを本紙11月6日付に掲載した。※※※▼グランドオープン効果、早くも薄れる~『マルハン梅田店』大阪の中心市街地では、ミナミ・千日前につづいて、初のキタ進出店舗となった『マルハン梅田店』のオープンから約1カ月が経過した。オープン直後から空席の目だっていた同店の稼働状況であったが、今回には店舗稼働率50.4%と、およそ半数が空席となっていた。本年3月にオープンした『マルハンなんば新館』が最近の平日昼間でも7割から8割の店舗稼働率を維持してることと比較しても、『マルハン梅田店』の稼働低下は急である。特に4円パチンコの下げ幅が大きく、前回調査には88.1%あった稼働率が約2分の1の48.0%まで減少した。2円パチンコの稼働率も43.9%に落ち込んでいた。導入直後の「ぱちんこ必殺仕事人桜花乱舞」にさえ、たやすく空席が見つかるというのは異常事態と言っていい。4円パチンコの客付きと稼働率を競合店舗と比較すると、『マルハン梅田店』が181人-48.0%であったのに対し、『大東洋東通り店』176人-43.5%、『四海樓HEPFIVE店』154人-49.5%と、すでに大差のない状況となってた。『マルハン梅田店』ではすでに、12月1日からレイアウトを変更することをホームページ等で予告している。パチンコでは、不調な2円パチンコを減台して1円パチンコ36台新設、パチスロでは20円パチスロを減台して、5円パチスロを43台新設するのだ。4円パチンコとの併設では成功事例の少ない2円パチンコの設置は、グランドオープン需要でのみの稼働で、いずれ1円パチンコへと切り替えることが当初から予定されていた―などと穿った見方ができないわけでもないが、グランドオープン直後の営業形態の変更は、固定客が育つ前の段階では逆効果となるため避けるというのが定石であるはずだ。専門フロアを完成させている。貸玉料の内訳は、20円パチスロ343台、5円パチスロ248台となっており、リニューアル前と較べると5円パチスロを178台増台させた。エリアへの低貸玉の伸長にあたっては、全国的に先行者が有利となる事例が多い。低貸玉でもその囲い込みに成功した店舗から後発者が奪取することは、より困難となっている。『マルハン梅田店』に挽回のチャンスは残されているのだろうか。(坂)▼梅田でも低貸シェア争奪戦が本格化梅田エリアではつい最近まで、『大東洋』3店舗を中心に通常貸玉メインの市場となっていた。そのような環境であったからこそ、エリア唯一の低貸玉専門店へと業態を変更した『ガイア梅田店』が稼働的に復活を遂げることができていた。だがまず、『大東洋本店』が11月12日のリニューアルより地下フロアを1円パチンコ専用へと変更。1円パチンコの設置台数を195台と、パチンコ全体の半数近くにまで増台させている。また、『キョーイチうめだ店R』では同月14日、地下フロアをすべてパチスロとし、エリア最大となるパチスロ掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.