ブックタイトル20121109-1105デジタル保存版

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概要

20121109-1105デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内の駅前型パチスロ専門店。設置台数は約200台。交換率は5.6枚(約17.9円)交換。●リサーチ対象機種は導入11日目で4台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは4人。リサーチ終了時点の店舗全体の客付き率は57.7%。■総評▼導入から11日目でのリサーチ。オープンから30分程度経過したあたりでいったん満席となったが、しばしば空席が発生し、そのまま長時間空席のまま放置された台も見られた。また空席台はすべて、130回転前後、もしくは350回転台となっていた。これはつまり、ユーザーはすでに“高設定狙い”から“チャンスゾーン狙い”にシフトしていることを意味しており、新台効果は完全に無くなっていると見ていいだろう。▼おおむね300回転刻みにゲーム数解除の振り分け率の高いチャンスゾーンが設けられているとのこと。だがそのゾーン中でも、ガセ前兆を含め液晶演出に多少の動きはあったが、それ以外ではレア小役でも引かない限り小役告知演出が発生するのみと、非常に単調。ゲーム数管理型ART機としてみれば水準的な演出の発生量であったが、液晶を搭載しパチンコ版「南国育ち」のイメージを盛り込んだ本機に限れば、ものたりなさを感じる。任意で好きなキャラを選べるくらいの作り込みがほしかった。▼本機は擬似ボーナスとARTが絡みあって出玉を増やすという点で、「押忍!番長2」や「押忍!!豪炎高校應援團」と類似しているものの、ボーナスはART中にしか成立しない。「蝶が飛べばボーナスが1ゲーム連」という「南国育ち」本来のゲーム性を再現するために必要だったのかも知れないが、すでに別物となっているところに無理やり接合したという違和感を感じた。▼リサーチ終了時の差玉は全台がマイナス。2番台、3番台がともに、2000枚近いマイナス差玉となった。瞬間差玉では、1番台のARTとボーナス6連を含む700枚弱が最高。また、ART初当りの約半数が50ゲームのみで終了した。インターネットでは一撃数千枚出たとの報告も見られるが、今回のリサーチ結果からはそのような出玉性能を感じることはできなかった。その要因としては、「バタフラッシュ」「超蝶モード」という上乗せ特化モードが発生しなかったことが挙げられる。このような特殊モードの搭載により通常遊技が割を食っているのは明らかで、コイン持ちは悪く、吸い込みスピードが非常に速く感じられるなど、総じて「辛い」機種という印象だけが印象として残った。▼「蝶が飛べば連チャン」というゲーム性だけを踏襲した普通のART機というのが率直な感想。やはりこれまでの「南国」ファンからは敬遠されるであろうし、そのリスクを採る必要があったのか疑問である。(西)(c)OLYMPIA(c)OLYMPIA●ARTのみでコインを増やすタイプ。ART中のみ当選するBBとRBの擬似「ボーナス」を搭載している。通常時に左リール以外から停止するとペナルティが発生。天井はART間1280ゲーム。1000円あたりのベースとなるゲーム数は約30ゲーム。有効ラインは、斜め右下がりの1ラインのみ。規定ゲーム数消化により高確率の前兆ステージ「トロピカルナイトモード」に突入するゲーム数テーブル方式を採用している。●ART「南国RUSH」は、1セット50ゲーム、1ゲームあたりの純増枚数2.0枚の押し順タイプ。レア役で、ゲーム数上乗せと「ボーナス」の同時抽選、「蝶(スペシャルリプレイ)」図柄当選で、ゲーム数上乗せと上乗せゾーン「蝶RUSH(バタフラッシュ)」の同時抽選が行われている。ART「南国RUSH」への突入契機は、規定ゲーム数消化からの前兆ステージと、チャンス役からの自力高確率ゾーン「飛翔チャレンジ」の2種類。後者では、自力抽選で8ゲーム以内にリール左の「蝶」を飛ばすことができればARTに突入できる。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.