ブックタイトル20120817-0816デジタル保存版

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概要

20120817-0816デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪府内に立地する郊外型併設店舗。パチンコの設置台数は約860台。交換率は28個(約3.6円)交換。●リサーチ対象機種は、導入から13日目で9台を設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは5人。リサーチ終了時でのパチンコ全体の客付き率は54.3%。■総評▼通常時の演出発生頻度は高く間持ちはする。着席後すぐヤメる人はほとんどいなかったこともこれを証明していると思われる。とはいえ、1000回以上の大ハマリも散見されたように、基本的に大当りは遠く、ある程度のハマリがヤメを誘発していた。▼演出面では、CG演出を取り入れたことによりオリジナル性は向上しているものの、クオリティは高くなく、原作ファンには物足りなさを感じさせるだろう。ST中の演出は単調であり、先読み予告と、16R大当りが確定する「ストーリーリーチ」待ちのゲーム性であることがほどなく判明する。また、「ストーリーリーチ」をコンプリートし「クライマックスモード」に突入すれば、特別な「ストーリーリーチ」を見ることができるという設定になっているのだが、ストーリーに一貫性は無く、追いかけ要素としては弱い。しかしながら、「ストーリーリーチ」のエンディングにさしかかると「GetWild」のイントロが始まる「またぎ演出」に関しては、原作の再現度という観点からも高い評価を与えたい。とはいえ、特筆しておくべき点はこれのみではないだろうか。▼スペック面では、「CR麻雀物語麗しのテンパイ乙女」で初採用された8個保留「MAX8」の進化版を搭載している点が最大の特徴。これまでの8個保留機は、ただ打ち込みを増やすという、どちらかといえばホールにとって有利な機能であったが、本機ではヘソからでも電チューと同じラウンド比率の抽選を受けることができ、遊技者も“お得感”を得られる仕様となっており、評価できる。リサーチ時には、リサーチ中に発生した初当り6回のうち4回が16Rとなっていた。▼大ヒット中の「ぱちんこウルトラマンタロウ戦え!!ウルトラ6兄弟」や「CR牙狼魔戒閃騎鋼」など、ハイスペック機の需要が増加傾向にあるなか、2000個大当りを搭載した本機の「マックスST」というスペックは、現在の市場ニーズにマッチしていると言える。だが残念ながら、本機のコンテンツとスペックが明らかにミスマッチとなっており、総合的に見ると致命的。「ストーリーリーチ」を充実させたことや「またぎ演出」を継承した点など、演出を全面に出している機種であるにも関わらず、そこまで辿り着けずにヤメていくユーザーは多いだろう。投資効率から言えば、ライトタイプやデジ羽根タイプの発売を待つという選択肢しか考えられないのではないか。(西)(c)北条司/NSP 1985,版権許可証YSK-301(c)HEIWA●タイアップコンテンツの「シティーハンター」は、1985年より「週刊少年ジャンプ」に連載された北条司による漫画。1987年よりアニメ化されテレビ放映された。平和から発売されるパチンコとしては、2009年発売の「CRシティーハンター」につづく第2弾。●ST継続率は約75%。大当り中、ST中は右打ち。潜伏・小当りを搭載。電チューからの70%が標準出玉1939個の16R大当りとなる。●「CR麻雀物語麗しのテンパイ乙女」につづき、通常時に最大8個を保留する「MAX8」機能を搭載。通常時には、入賞口にある“運命の振り子”によって、左側のヘソ入賞口と右側の電チュー入賞口に玉が振り分けられる。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.