ブックタイトル20120810-0806デジタル保存版

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20120810-0806デジタル保存版

▼圧倒的集客力で『マルハン福久店』が独り勝ち今回の稼働調査では、『マルハン福久店』が店舗稼働率67.5%となって、競合他店と一線を画す圧倒的な集客力の違いを見せた。調査時には、立体駐車場の屋上にまで車が連なっており、店内には中央通路に人だかりができているなど、稼働率以上の賑わい感が店舗全体から感じられた。特に「海物語」シリーズや「押忍!番長2」など主要機種において出玉の見せ方に注力しており、言わば〝元祖出玉〟という泥臭ささえ感じられる営業手法によって顧客をグイグイ引っ張っていると感じた。気になったのは、他店対策と思われる「分煙コーナー」(20台)の存在である。1ボックスの半分を透明ボードで仕切ったコーナーであったが、その稼働率は30%未満と低迷しており、分煙対策のむずかしさを感じた。■店舗別稼働率・集客数対比▼低貸営業による、もうひとつのシェア争い『マルハン福久店』が市場を独占する状況において、競合他店では低貸ユーザーのシェア争いに焦点を移していた。7月中には、『スーパーダスラー』が2円パチンコや8円パチスロを導入するリニューアルを実施。また、全体稼働率で2番手となった『エンターテイメントオメガ福久店』や、『ダイナム信頼の森福久店』、『P‐MONSTER01』などはすでに、全台低貸専門店となっている。全席禁煙として「健康対策」を謳う『ダイナム信頼の森福久店』では集客が低迷しており、このエリアでは「禁煙」という集客ツールはむしろ逆効果となっているようだ。『ディーダス1137』では、店外に電気自動車の充電スタンドを設置し、店内には健康クッションを敷いたパチンココーナーを設けるなど、他店との差別化を意識したいくつかの取り組みを実践していたが、集客面でこれといった効果は発揮されていないようである。※※※今回の『マルハン福久店』の稼働状況を見て思うことは、出玉とスタッフに勝る集客ツールはないということだ。広告規制が厳格化するなかで、客滞率を着実に上げていくための古典的な営業手法が、いま求められている。(宏)▼金沢市金沢バイパス周辺主要店舗の稼働状況■低貸玉パチンコ支持率掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.