ブックタイトル20120810-0806デジタル保存版

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概要

20120810-0806デジタル保存版

本稿では、関西地区最大のパチンコ市場である大阪千日前地区の客付きおよび入替状況を報告する。調査対象店舗は、『四海樓本店』『スロットシアター四海樓』『大東洋(『CLUB‐D』を含む)』『マルハンなんば本館』『マルハンなんば新館』『難波123』『アロー浪速店』『アローナンバHIPS』の計8店舗。毎週金曜日15時時点で調査を行い、集計している。【客付き状況】今回の全体稼働は52.9%。前回の調査日である7月27日の全体稼働率より4.3%悪化した。種別では、パチンコが56.5%で前回より2.6%の悪化、パチスロが47.2%で7.0%の悪化となっており、パチスロの稼働率低下に歯止めがかからない。本調査においてパチスロの稼働率が5割を下回ったのは本年1月20日以来2盆休暇期間の直前でもパチスロ稼働は最低水準に8週ぶり。正月休暇、ゴールデンウィークに並ぶパチンコホール最大の書入れ時となる盆休暇まであと1週間に迫った。例年であれば、この時期に出玉を見せておいて盆休暇での来店を期待するという運営を行うホールが多いはずなのだが、今回はこれまでになく稼働が悪化したまま。本年度の盆休暇には、例年以上に厳しい稼働状況も予想される。▼パチンコ導入以来9割台を維持していた「ぱちんこウルトラマンタロウ戦え!!ウルトラ6兄弟」の客付き率が初めて9割を割り込んで83.4%となった。各店舗が10台以上を導入した「CRF創聖のアクエリオン3」と「CRシティーハンター合言葉はXYZ」に一定数が分散したためであると思われる。次回の調査週より「CR桃太郎侍怒」、「CR餓狼伝説双撃」、「CRおねだり!マスカット」、「CRカメレオン」といった盆休暇向けの新機種が導入を開始する。あらためて注意を喚起するまでもないことだが、これら新機種と「タロウ」や「CR大海物語2」といった主力機種では今の時期、盆期間の集客に繋がるような使い方をする必要があるだろう。▼パチスロある程度の“賑わい感”を残すコーナーは、「バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ」と「シンデレラブレイド」のみという、パチンコよりもさらに厳しい状況にある。盆休暇前の最大の話題機となった「押忍!!豪炎高校應援團」がどれだけ、ほぼ最低水準の稼働にまで落ち込んだパチスロコーナーの“起爆剤”としての効果を発揮してくれるのか、期待したい。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.