ブックタイトル20120727-0723デジタル保存版

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概要

20120727-0723デジタル保存版

■リサーチ店の状況●大阪市中央区内に立地する併設店。パチスロの設置台数は約370台。交換率は5.6枚(約17.9円)交換。●リサーチ対象機種は導入6日目で5台の設置。リサーチ対象とした3台における入れ替わりは4人。リサーチ終了時点でのパチスロ全体の客付き率は65.1%。■総評▼まず、本機導入までに展開されたネットによるプロモーションが巧妙で効果的であったと評価したい。イベントやフェイスブック、ニコニコ動画など、多様なメディアを駆使し話題性を喚起することに成功していた。導入店舗における設置規模が大きくはないことから、設置開始以来、ほとんどの導入店舗において高稼働がつづいている。▼通常時には32ゲーム周期で連続演出へと発展。その間に貯めたポイントをもとにART突入抽選が行われる。10ポイントでART確定となるが、0ポイントでもチャンスとなることがあるなど、1000円に1度のペースで常に期待を持ちながら遊技できるシステムはすぐれている。またヤメ時が連続演出の終了時と、はっきりしており、この点も良い。連続演出終了後にポイントの溜まりやすいステージに移行するケースがあり、追いかけを誘発する仕掛けもちゃんと盛り込まれている。そして演出用ボタンを押すことで本当に上乗せ数を抽選するというシステムが画期的。今後、定番化していく可能性さえありそうだ。▼本機の肝となっている「おしりペンペンタイム」は計5回発生。最高の上乗せは64ゲーム、最低は18ゲームで、平均値は48.4ゲームとなった。インターネットでは1000ゲームを超える上乗せが報告されており、夢のある上乗せ演出だというイメージが先行しているようだが、リサーチにおける結果は「この程度か」と思われても仕方のない程度の結果となっていた。また、「おしりペンペンタイム」までの道のりが長い。それでいて、平均上乗せゲーム数が50ゲーム弱では、入りにくい割にあまり乗せられないという印象しか持てない。これを目あてに遊技する人は多いと思われるが、今回のリサーチのような結果が平均的なものであるとすると、長期にわたるリピートは期待できないだろう。▼萌え系ではあるが、新コンテンツ、新キャラクターを使用しているため、「Rio」のようなヘビーユーザーをまだ期待できないところからのスタート。物珍しさで遊技する人が多い状況ではあるが、そのような一見客的な客層の飽きは早い。一見客を本機のファンとして囲い込むだけのポテンシャルは、演出面にも出玉性能にも、残念ながら無いだろう。ユーザーが一通り遊技して、一連のゲーム性、スペックを体感すれば、他の新台や既存の人気機種に戻ってしまう可能性が高い。だがいったんは座ってもらえるというだけでも、最近では稀少な価値を持つ機種である。(西)(c)NET CORPORATION●ARTは、1セット40ゲーム、1ゲームあたりの純増約2.2枚、のゲーム数上乗せ型。突入経路は「ジャッジメントバトル」勝利からのみとなる。ART中の上乗せ契機は、小役当選による直撃、押し順正解による自力、「姉妹バトル」勝利からの「おしりペンペンタイム」の3つ。「おしりペンペンタイム」は1ゲーム間にゲーム数を消化することなく「PUSHボタン」を使用してゲーム数を上乗せしていく、新しいタイプの上乗せ特化システム。「PUSHボタン」を押すたびに、ゲーム数上乗せ抽選と継続抽選が行われる。1回の上乗せゲーム数は1ゲームから100ゲーム。継続率は90%から99%。演出では液晶画面に「姉妹バトル」で敗北した相手が後ろ向きに現れ、おしりをペンペンしてお仕置きする映像が展開する。「PUSHボタン」を押さずにレバーオンすると、理論値上の平均ゲーム数が上乗せされる。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.