ブックタイトル20120727-0723デジタル保存版

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概要

20120727-0723デジタル保存版

●エリアレポート北海道・旭川市永山国の定めた「旭川市中心市街地活性化基本計画」が昨年3月より施行された。同計画は、日本初の歩行者天国である旭川平和買物公園を中心とした「コンパクトシティ」へと、市街地のコンセプトを変更することを骨子としている。その背後には、少子高齢化の進行によって、現在35万人の旭川市の人口が将来的に20万人台にまでなるとの推計がある。そのため、郊外に広がったまちをコンパクトにし、「お年寄りにやさしいまち」とすることが計画に盛り込まれており、2016年までの遂行を目指す。旭川市のパチンコホールの分布を見ると、市から東に、北見・網走方面へと伸びる国道39号線(大雪国道)の永山付近に『マルハン』、『ベガスベガス』、『ダイナム』、『イーグル』、『ボンボン』といったローカルチェーン、ナショナルチェーンの集積する激戦区である。交換率は、前回のエリアレポート「札幌市西区琴似~西町」(7月20日付)と同様に、低貸玉を含めたすべての貸玉料で等価交換となっていた。また、ホール内の装飾物は貸玉料や機種名・スペックを記したものにとどまっており、またライター取材などもほとんど行われていないようである。7月13日金曜日、午後の早い時間に実施した稼働調査の結果では、店舗稼働率がもっとも高くなっていたのは、同率で『マルハン旭川永山店』と『イーグルスイート旭川店』の2店舗であった。『マルハン旭川永山店』の1280台という遊技機の設置台数は、道内の『マルハン』では最多であり、また『イーグルスイート旭川店』は全国初の低貸玉専門店であるなど、どちらも特徴的な店舗である。本稿で採り上げた永山エリアは、郊外型店舗の集積するエリアであるため、旭川が中心市街地を核とする「コンパクトシティ」への転換を果たした後には都心部からのアクセスが課題となるだろう。(平)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.