ブックタイトル20120727-0723デジタル保存版

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概要

20120727-0723デジタル保存版

●2012年6月度「マンスリーレポート」では、情報公開を行っているホールのデータを集計し、全国各エリアにおける1カ月間の動向をレポートしている。本稿では、2012年6月期における関西2府4県の概況をレビューする。6月25日現在の集計データを使用した。昨日付に関東編を掲載した。【エリア概況】関西における6月期のグランドオープンは、21店舗。そのうち18店舗が、タツミコーポレーションの系列店舗であった。これまでは『ガイア』を屋号とし、『ミクちゃんガイア』は通称、あるいは愛称であったが、全店舗が一斉に、それを正式な屋号として登録し、“グランドオープン”を実施した。同グループの店舗ではこれまでに、大阪や山口といった、本拠地である兵庫県内以外の店舗において先行して屋号変更を実施していたが、6月1日に兵庫県内の店舗でも屋号変更に踏み切った。東京に本社を置くナショナルチェーン・ガイアとの差別化を図ろうとしている。同月には、べラジオグループも『べラジオ布施店』を『べらじお低貸専門店』へと屋号変更を行っていた。同グループでは、『はんぶんや』や『いちえん本舗』といった低貸専門店を成功させており、3店舗目となる布施の低貸専門店では、店舗名をカタカナの『ベラジオ』から、ひらがなの『べらじお』へと変更して、通常貸玉メインのカナ『ベラジオ』と、低貸専門店のかな『べらじお』の2つの屋号を、2つながら使用していくのではないかと思われる。関西でも突出した早いペースで出店をつづけるキコーナグループが、大阪市淀川区に『キコーナ阪急三国店』をオープンさせている。4月3日にオープンした大型店『キコーナ守口店』以来のオープンである。同グループはさらに次月の7月10日には、神奈川県横浜市戸塚区原宿に『キコーナ戸塚店』をオープンさせた。関東における同グループの店舗としては、『キコーナ横須賀店』、『キコーナル横須賀店』に次いで3店舗目。【新台導入状況】パチンコでは、導入台数トップの「ぱちんこウルトラマンタロウ戦え!!ウルトラ6兄弟」が、次点の「ぱちんこ超電磁ロボコン・バトラーV」におよそ3倍の台数差をつけている。パチスロでは、1位「パイレーツワールド」、2位「バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ」となり、昨日付の「関東編」とは1位と2位の順序が入れ替わった。周知の通り、導入後の稼働実績では「パイレーツワールド」は惨憺たる結果しか残せていない。ほかに目ぼしいART機が発売されないなか、「バジリスク」1機種のみが“看板機”としての役割を担う状況がつづく。【新店の状況】前述のとおり、同月中に『キコーナ阪急三国店』を、翌7月には『キコーナ戸塚店』をオープンさせたキコーナグループの旺盛な出店意欲が際立っている。『キコーナ』だけでなく、『123』、『ARROW』など、関西有力企業が関東進出を果たしており、『123』の延田グループは徳島への進出準備も進めている。これら、関西を飛び出したホール企業の動きに注目したい。(垣)掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.