ブックタイトル20120727-0723デジタル保存版

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概要

20120727-0723デジタル保存版

大胆な配色で常識にとらわれず「ゼロ」からの出発グループ初のパチスロ専門店『ZEROPROVA』では、「ゼロベースで“遊び”や“サービス”を提案し、グループならではの上質なおもてなしでお客様に楽しんでもらう」というコンセプトにより、店づくりが行なわれたという。店舗の内外は、コンセプトカラーである紫を中心に、スッキリとしたデザインでまとめられていた。幟旗も紫で統一され、走行する車の車窓からでもすぐにわかる視認性を有していた。店内の天井は、あえてむき出しのまま措かれて黒く塗られており、白い島と紫のLEDが幻想的な空間を演出していた。また、店内のいたるところにデジタルサイネージが設置されている。また各台には大型のナンバーランプが採用されるなど、最新設備で固められていることが店内に足を踏み入れた瞬間に見て取れる。ただ店内をスッキリとまとめたために、カウンターの景品コーナーなどはすこし殺風景に見えなくもない。『ZERO』稼働率、上々の滑り出し~グループ知名度の高さが後押しか調査時における『ZEROPROVA』の全体稼働率は44.8%で、対象店舗中トップであった。『アクアプローバ』や『アンジェロレオーネ』といった大型店を含め、グループ各店舗の稼働率が4割前後と、軒並み高い水準となっていた。新店の好調な滑り出しは、プローバグループのエリア内における知名度の高さと、これまでに築いてきたファンとの信頼関係が後押ししたものと思われる。大型店の『アクアプローバ』と『アンジェロレオーネ』は、ゲームセンターなどを併設した大型複合施設となっている。後者では、一部分で設備の古さが見られたものの、イタリアの建築様式を模倣するというコンセプトは色褪せておらず、むしろ変わらずに強い存在感を発揮している点に好感を抱いた。『アクアプローバ』では“家族ゲーセンはじめよう”をコンセプトとして、ゲームセンターとパチンコをセットでアピールしており、複合施設の強みを活かし家族連れをターゲットとした集客が行われていた。また受付ではコンシェルジュの女性が対応するなど、「ワンランク上のサービス」を提供しようとする姿勢がうかがえた。また『JOYPROVA』では、2円パチンコにデジ羽根タイプや羽根モノを集中的に設置。競合店のみならず店内でも2円パチンコの差別化を図ってその存在感をアピールしていた。※※※パチスロ専門店にとっては、夏商戦に予定されていた主要機種の販売スケジュールの大幅な遅れが、これからの集客に直接、影響してくることになるだろう。また、広告宣伝規制の厳格化によっても、店舗運営は厳しくなることが予想される。生き残りを賭け、新たな営業手法を模索する動きが活発化することになりそうだ。(宏)『アンジェロレオーネ』掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.