ブックタイトル20120615-0611デジタル保存版

概要

20120615-0611デジタル保存版

T E S T P L A Y 2012年06月11日（月曜日）9/14●リサーチ日／６月５日（火）●リサーチ時間／１０：００～１３：００●大都パイレーツワールドゲーム性難しく、出玉のインパクトも薄い■リサーチ店の状況●東京都台東区に立地する併設店。パチスロの設置台数は約３００台。等価交換。●リサーチ対象機種は導入２日目で１４台の設置。リサーチ対象とした３台の入れ替わりは１人のみ。リサーチ終了時点でのパチスロ全体の客付き率は４２.４％。■総評▼設置台数は１４台と話題機相応の多さだったが、朝一はすぐに満台にはならず、リサーチ機種がすべて稼働したのは、開店から３０分ほど経過した後だった。地域一番店でのリサーチだったので、この成り行きは意外だった。▼同機はＢＢ‐ＡＲＴタイプ。ＢＢ確率が７００～８００分の１程度と辛いため、出玉のメインはＡＲＴとなる。ＡＲＴはセットタイプで、セット終盤に発生する敵キャラとのバトルに負けない限り、ＡＲＴが継続する。またバトルの勝敗を握るのがセット消化序盤で貯めたポイント数であり、この数が多いほどＡＲＴ継続の期待度が高くなるというシステムだ。▼ゲーム性の特徴は、上述したポイント獲得に自力性を持たせたこと。ＡＲＴ中のポイント獲得ゲーム時の液晶画面には毎ゲーム、レバーオン前に、引き当てる小役に応じ「パイレーツワールド」３時間３台の特賞発生数「パイレーツワールド」３時間３台の出玉推移た獲得ポイント数が表示される。ポイントが獲得できる小役は「ベル」、「リプレイ」、「特殊リプレイ」の３種類。獲得ポイント数は毎ゲームランダムとなっており、またどの小役がもっとも多くポイントを獲得できるかもゲームごとに異なる。つまり、より多くのポイントを獲得するためには、ゲームごとに多くのポイント数が表示された小役を引きあてる遊技者のヒキが求められる。▼ＡＲＴ自体はコンスタントに出現していたが、そのほとんどが１～３セットで終了。ゲーム数上乗せが無いことを考え合わせると、この結果は寂しい。▼結論は、長期稼働の可能性は低いとなる。最大の理由は出玉面のインパクトが薄いこと。ゲーム数上乗せタイプのようにレア役を引いて「＋３００ゲーム」獲得のようなわかりやすさがないことも、マイナス要因だ。シリーズ機ではないために、初打ちの段階ではどうすれば大勝パターンとなるのかイメージしにくい。導入ホールは、上乗せ特化モード「ＬｅｇｅｎｄＤｒｉｖｅ」の発生条件とその期待値をポップなどで詳しくアピールする必要があるだろう。リサーチ店では小冊子を置かず、各台に最低限（確率やリール配列など）の情報を掲載した小さな台間ポップのみを設置しており、ゲーム性を理解しないまま遊技を終えた来店客も多かったと思われる。自力のヒキにこだわったために凝ったシステムとなっており、これが災いすると、何となく遊技したがおもしろさを理解できなかったという遊技感だけが残る。パチスロの仕組みに詳しいヘビーユーザー向けの機械である。（木）（C)2012 DAITO GIKEN, INC. ALL RIGHTS RESERVED.試打評価総合評価★★★★★演出独自性基本スペック・ゲーム性●ＢＢ-ＡＲＴタイプ●全国導入／６月４日出玉性能導入規模追いかけ●１０００円あたりのベースとなるゲーム数は約３１ゲーム。設定1でのコイン単価は約２.８円。有効ライン数は中段１ラインのみ。３枚掛け専用。設定6での出玉率１１７.４％は、大都５号機史上最高となる。設定別想定ＭＹは、設定1約２６５０枚、設定6約４６００枚。設定2と設定5では荒波となる傾向がある。ＡＲＴ１ゲームあたり純増枚数は約２.０枚（ボーナス込みでは約２.２枚）。ＡＲＴに加えて獲得枚数約２０３枚のＢＢを搭載した“メリハリ出玉仕様”。ボーナスもしくはＡＲＴ間９００ゲームで到達する天井機能を搭載。１００ゲーム、３００ゲーム、６００ゲーム、９００ゲーム付近にチャンスゲームの周期を有する。●ＡＲＴ「ＯｃｅａｎＤｒｉｖｅ（オーシャンドライブ）」の基本性能は、１ゲームあたりの純増約２.０枚、１バトル約５０ゲーム、１回の最大当選数７セット、１残機平均４バトルの「自力継続＋残機ストックタイプ」。残機大量ストックゾーン「ＬｅｇｅｎｄＤｒｉｖｅ」を搭載する。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright（C）2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.