ブックタイトル20120601-0528デジタル保存版

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20120601-0528デジタル保存版

対新機種談●パチスロ編企画D I S C U S S I O N 2012年05月30日(水曜日)8/12「新機種を読む、語る」~12年6月、パチスロ編本稿は、これから設置が予定されている新機種について、本紙の担当編集者と月刊業界誌の担当編集者が自由に個人的な見解を述べた対談の記録である。パチンコについては、昨日付に掲載した。▼ART機の“転換点”となった「鉄拳デビル」本紙担当編集者A(以下「A」):5月の主力機種として導入された「鉄拳デビル」と「コードギアス」ですが、華々しさがありません。業界誌担当編集者B(以下「B」):「デビル」では、すでに客の飛んでしまっている店舗が散見されます。どちらかと言えば、「ギアス」の勢いの方がまだマシですね。「ギアス」は、スペック、演出とも、これといって特徴が無く、中途半端な印象です。ただ主力機の“端境期”に発売され、強力な競合機種がないために、そこそこの稼働を維持しているという印象です。A:問題は「デビル」ですね。店舗と客を選ぶ機種となっています。B:これまで、例えば純増1.5枚より2.0枚といったように、上へ上へと、ひたすら射倖性の頂(いただき)を求めていたART機ハイエンドタイプのファンでしたが、「デビル」に触れて、「とても遊べない」と、遊べるバランスを思考し始める人たちが一定数以上あったようなのです。A:ART機が進む方向性の“転換点”となるようなエポックメイキングな機械としてパチスロ史に位置づけることができそうですね。B:両機種の遊技感をまとめておきますと、「ギアス」は“出し切るのに時間がかかるため、朝一からしか狙えない”、「デビル」は“「ゴッド」以上に8000分の1狙い、それを引かない限り決して勝てない”といったところです。万台という情報が出てましたが、これだけ導入され、かつヒットすれば、出率が119.5%あるという設定6も、ホールは使ってくれるのではないでしょうか。A:純増2.7枚、設定1の合成確率292分の1と、かなり辛めです。一方の「パイレーツ」は、純増2.0枚、設定1238.9分の1。どちらも販売目標台数に達していないという噂です。B:「パイレーツ」で気になるのは、馴染みのない新コンテンツであるということです。やはり大都の場合、「忍魂2」を本命視すべきでしょう。ユニバの場合は「ゼウス」と「ドンちゃん祭」のどちらをこの夏に推したいのか、わかりかねます。A:「青ドン」「赤ドン」「緑ドン」の“集大成(いいとこどり)”というコピーの割には、いまいち盛り上がっていませんね。B:今回の「デビル」の結果が、高射倖性を謳ってきたメーカーの開発とセールスの方向性に修正を強いる可能性も出ています。まずは「バジリスク」の稼働に注目です。▼今後の導入が予定されているパチスロ新機種(6月以降)▼「パイレーツ」と「バジリスク」は“主力機”になれるのかA:昨年10月設置開始の「押忍!番長2」、同じく昨年12月の「北斗」。途中に「ヱヴァ」、「モンハン」を挟んで、そろそろホールを盛り上げる話題性の高い次期主力機が欲しいところです。B:その候補となりそうなのは、サミー「超獣王」、ユニバーサル系の「ミリオンゴッド~神々の系譜~ゼウス」、大都「忍魂2」、ロデオ「新鬼武者2」といったところでしょうか。A:「ゼウス」の噂はかなり以前から出ていましたが、結局「ドンちゃん祭」が先に出ることになりました。とはいえこれが8月なので、「ゼウス」が出るとしても、早くて秋商戦まで待つようです。また「超獣王」にしても、「デビル」を経験してしまったいま、どこに話題性を出すのか、疑問に感じます。直近の6月の話題機は、大都「パイレーツワールド」と、メーシー「バジリスク甲賀忍法帖Ⅱ」の2機種です。この2機種が次期主力機として、ホールやファンから認知されるのかどうか。B:「バジリスク」には期待しています。販売目標台数7掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright(C)2012 Vision Search Inc. All Rights Reserved.