ブックタイトル20110801-0805デジタル保存版

概要

20110801-0805デジタル保存版

D I S C U S S I O N 2011年08月02日（火曜日）3/5座●パチンコ編新機種本稿は、これから設置が予定されている新機種について、本紙の編集担当者と月刊業界誌の編集担当者が自由に個人的な見解を述べた対談の記録である。パチスロについては、明日付で掲載する。2011年８月編評価高い秋商戦の主力機：「聖闘士星矢」と「プロポーズ大作戦」▼今後の導入が予定されているパチンコ新機種（８月以降）▼「あゆ」を打っているのは誰なのか？本紙編集担当Ａ（以下「Ａ」）:業界内での前評判が悪く、「ＣＲヱヴァンゲリヲン～始まりの福音～」の二の舞となることも懸念されていた「ＣＲ浜崎あゆみ物語序章」でしたが、動いていますね。導入から約１カ月が経とうとしていますが、“新台効果”を保持している店舗も少なくない状況です。業界誌編集担当Ｂ（以下「Ｂ」）:ショールームでの試打でも、導入後にホールで打ったときにも、演出の完成度という点において「突っ込みどころ」満載だと感じました。パチンコのヘビーユーザーではなく、新規顧客が打っているのでしょうか。Ａ:店舗の全体稼働底上げにまでは結びついていないように思えます。新規顧客が発掘されたというわけでもなさそうです。どういった客層が「あゆ」を支持しているのか、気をつけて見ておきましょう。▼三洋の意欲作「聖闘士星矢」Ｂ:盆休み商戦は、この「あゆ」に、マックス主力機となった「ぱちんこＣＲアラジンＮＥＯ」、そして最近ハズレのない京楽からの「びっくりぱちんこ銀河鉄道９９９」の３機種の活躍が期待されています。盆明け以降では、９月上旬の三洋「ＣＲ聖闘士星矢」と京楽「びっくりぱちんこプロポーズ大作戦」の２機種に注目が集まっています。Ａ:「聖闘士星矢」は、コンテンツの再現性にこだわった意欲作だと、ショールーム試打では感じました。液晶演出のクオリティとバラエティが、「ハンパない」完成度となっています。原作アニメの使いまわしではなく、オリジナルメンバーを中心にほとんどすべて、新たに作り直したそうです。アニメ業界の全面的なサポートを受けた機種だといえるでしょう。Ｂ:１点だけ気になったのが、マックスタイプというスペックの選択が正しかったのかどうかということです。バトルタイプであるためにそうなったのでしょうが、演出を見たいアニメのファンがどこまで追いかけてくれるのか、不安を感じます。▼ライトタイプを主役に押し上げる～「プロポーズ大作戦」Ａ:「プロポーズ大作戦」の大当り確率は、いまのホールでもっとも好調な「びっくりぱちんこ銭形平次ｗｉｔｈチームＺ」と同じライトタイプですね。「プロポーズ大作戦」導入後も「銭形」は減台されないでしょうから、ライトタイプのシェアがさらに増し、一躍ホールの主役に押し上げそうです。Ｂ:つい最近プレス発表会がありましたが、パチンコとしての完成度はかなり高いと感じました。総勢１８人という、グラビアアイドルとお笑い芸人の起用も、京楽ならではです。Ａ:フィールズが京楽機の総発となるのは初めてですね。Ｂ:ＳＡＮＫＹＯにビスティがあるように、まさむらをフィールズ総発のブランドとしたかったようです。ですが開発がなかなか進まないために、事業計画を達成したい上場企業のフィールズが痺れを切らして、京楽ブランドの「プロポーズ大作戦」を“とにかく売らせろ”となったそうです。Ａ:新生まさむらブランド第１弾には、期待が高まりますね。おそらくはフィールズが保持する版権モノとなるのでしょう。▼拡がりつつある３大メーカーと他メーカーの開発力格差Ｂ:現時点のパチンコ“３大メーカー”となっている三洋、サミー、京楽と、追いかける他メーカーとの開発力の格差が拡がりつつあるように感じます。Ａ:年に１度の「海物語」リリースですべてを賄える三洋、ハズさない安定感を身に付けた京楽、マックスタイプで絶対的な強さを見せるサミー。サミーは、業界団体で重要な地位にあるにもかかわらず、射倖性を煽り、それに頼りすぎている印象を受けるのが気がかりです。Ｂ:年末商戦にかけてを予想してみましょう。三洋からは、次の舞台がどこなのか気にかかる「ＣＲプレミアム海物語」。京楽からは、ＡＫＢの出演もあるのか、「必殺仕事人」の第４弾。サミーからは、マックスタイプの定番「北斗の拳」といったところでしょうか。Ａ:他メーカーからは、ニューギン「慶次」とサンセイＲ＆Ｄ「牙狼」次機種の発表が近そうですね。これらは「海物語」のように、１年に１度出すサイクルができそうです。掲載内容の無断転載、転用禁止。内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。Copyright（C）2011 Vision Search Inc. All Rights Reserved.