『俺のパチンコ』~インパクトある屋号の低貸し店舗

2013年6月19日(水)号
■新機種カタログ
[パチスロ機]
オーイズミ「パチスロQP」
■定点低貸玉専門店レポート
■エリアレポート 兵庫県宍粟市
『俺のパチンコ』~インパクトある屋号の低貸し店舗
<調査店舗>
俺のパチンコ/パーラーイチカン/山崎 プラザ/TARZAN山崎店/ニューしんき(順不同)
■マンスリーレポート 2013年5月期 ~関西編
『キコーナ』、4月の東京進出につづいて滋賀に進出
コラム
▼ある設備メーカー社長。低貸営業のパチンコ店が将来的に4円に戻るということはないのだろうか、とため息交じりに言う。店が儲からないので設備投資もなくなった。入替えも半分以下で、工事の受注も激減。給与も遅配し、いよいよ切羽詰ってきた、と▼パチンコ店はこれまで何度も規制の強化や規則改正に対応し、営業方法を改善し続けてきた。低貸営業もそうした工夫の中で生まれたもので、その意味では遊技機メーカーも、行政も、設備業者も、何も助けてくれなかった。風適法という法的縛り、所轄ごとに異なる行政指導、遊技機メーカーの横暴で身勝手な販売姿勢、移り気なお客、そしてパチンコ店同士の壮絶なお客の奪い合いの中で▼おカネが出ていく提案はあっても入ってくる提案は皆無。入金はじりじりと細められ、出ていく蛇口は目いっぱい開けられる。「今に始まったことではないが、ホールの周りにいる業界人たちがみな口を開けて私を待っているように見える」と、あるホールオーナー。店のお客以外におカネが入ってくるところはない。なのにお客を大切にする仕事はホールだけに丸投げされている、と。一生懸命働いて、得られた収益は等分に分配される。「小作農の構図は今も変わらない」と(桜)